今まで培った独自のネットワーク監視技術と電源管理制御技術を元に、IoT を推し進める有力な通信技術 LoRa を利用した無線方式による環境情報の収集や機器の制御を遠隔から行える WD100 シリーズ「ももことあやか」です。

長期メンテナンスフリーを実現するため、計測ユニットには塩化チオニルリチウム電池を採用、10 年に及ぶ長期間使用を可能にしています。屋内外を問わず設置できる防水仕様(IP67)、動作保証温度範囲は -30℃ から +75℃ です。

概要

このシステムは、株式会社アイエスエイ(略称 ISA)が今まで培った独自のネットワーク監視技術と電源管理制御技術を元に、IoT を推し進める有力な通信技術 LoRa を利用した無線方式による環境情報の収集や機器の制御を遠隔から行える WD100 シリーズ「ももことあやか」です。

事前通信実験では、見通し距離 42km での安定通信を確認しています。

特徴

例:計測ユニット/接点監視ユニット

計測・制御ユニットは、収集したいデータや制御内容に合わせて各種用意しています。

利用環境は屋内・野外を問わず設置できるように防水仕様(IP67)です。また、長期のメンテナンスフリーを実現するため、計測ユニットには塩化チオニルリチウム電池を採用し、10 年に及ぶ長期間使用を可能にしています。同時に、動作保証温度範囲も -30℃ から +75℃ を達成しています。

データ収集通信制御サーバ

データ収集通信制御サーバは、最大 32 台の計測・制御ユニットの通信管理、データ収集を行い、監視と管理を行います。また PoE 給電の LAN 接続や LTE 携帯電話網への通信も担当でき、収集したデータは様々なネットワークに接続し、既存の上位システムとの連携が図れます。 もちろん異常値監視も設定でき、取得データの異常判断ばかりでなく、通信異常、バッテリ寿命等の通知も行えます。

 

これにより、FTP サーバを用いたローカルシステムから、既存のシステムやクラウドサービスに短時間で本システムを統合するシステムまで、段階的に拡張することが可能です。

 

データ収集通信制御サーバと各種計測ユニット、接点監視ユニットは、以下の製品群から課題に合わせてお選びいただけます。

LoRa 通信方式 遠隔監視制御装置

RoLa 無線方式 遠隔監視・制御装置 ももことあやか WD100 シリーズ
 製品型番  備考
 WD100-S32  ◎データ収集通信制御サーバ LoRa LTE GbE(PoE)
 WD100-N32  ◎データ収集通信制御サーバ LoRa GbE(PoE)(LTE なし)
 WD100-T  ●温度計測ユニット LoRa 温度 x1
 WD100-TH  ●温度計測ユニット LoRa 温度 x1、湿度 x1
 WD100-T3H  ●温湿度計測ユニット LoRa 温度 x3、湿度 x1
 WD100-T2HG  ●温湿度/地温計測ユニット LoRa 温度 x2、湿度 x1、地温 x1
 WD100-THLC  ●温湿度/照度/CO2計測ユニット LoRa 温度/湿度/照度/CO2各 1
 WD100-THLG  ●温湿度/照度/土壌水分計測ユニット LoRa 温度/湿度/照度/土壌水分
 WD100-THP  ●温湿度/日射計測ユニット LoRa 温度/湿度/日射 各 1
 WD100-C  ●CO2 計測ユニット LoRa CO2 x1
 WD100-P  ●日射計測ユニット LoRa 日射 x1
 WD100-DI  ●接点信号監視ユニット LoRa DIx4ch
 WD100-DIO  ◎接点入出力監視制御ユニット LoRa DIx4ch、DOx4ch
 WD100-FA01(予価)  モータ振動計測・解析ユニット LoRa 温度/DI/DO各 2
3 軸加速度センサ x1 ※ 2019 年春以降発売予定
 WD100-FA02  ●熱電対温度計測ユニット LoRa 熱電対接続端子 x3

 備考中  ● 印は 10 年バッテリ内蔵、◎は外部電源利用

今後のリリース予定:4-20 アナログ信号ユニット、RS232C/485 信号ユニット、人感センサユニットなど

システム構成図

実際のシステム要件では、各種ある計測ユニットや接点監視ユニット、制御したい装置に合わせた接点制御ユニットを選択します。これらを統合管理し、上位のアプリケーションやクラウドサービスと連携するために、データ収集通信制御サーバが役割を果たします。

システム全体像とデータ収集サーバが担当する機能図

活用分野

Wi-Fi や Bluetooth、特定省電力無線を使った計測機器が、電池寿命が短いや無線がよく切れて使い物にならないという課題を本システムで解決でき ます。

 

既存にあるシステム要件で、LoRa 方式に代えることで、今までになかったシステム構築が短期間で行えます。