新川電機は、従来の生産現場における保全管理業務に対する新しい取り組みとして、プラットフォーム構想を提案します。

現場に設置された様々なセンサや、操業・設備状態を監視するDCSやPLCなど、保全に必要な情報が点在しています。当社のプラットフォーム構想では、これらの情報をデータファブリックとして一元化し、データ連携により利活用できる状態を維持することで、現場保全のDX化をサポートします。
さらに、関連するサービスも併せて提供することで、現場保全業務を最適化し、効率化を図るソリューションを展開します。

スマートファクトリーとは

スマートファクトリーとは、インダストリー4.0に対応したモノづくりを進められる工場を差すものとされています。
具体的には、工場内の設備・機器をネットワークでつないで作業データを収集し、このデータを活用してさまざまな課題を解決できるようにした工場を指します。
日本の製造業が抱える課題を効率よく解決できる可能性があるため、スマートファクトリーは多くの企業から注目を集めています。

新川電機の考えるスマートファクトリーの実現

新川電機では、スマートファクトリーの実現に向けて、当社の保全関連業務や振動解析業務で培ったノウハウを活かし、現場に設置されたさまざまなセンサ情報や、操業・設備状態を管理するDCSやPLCなどの保全に不可欠な情報をデータファブリックとしてデータ連携により一元管理します。これにより、業務効率の向上をお客様と共に実現していくことを目指しています。
この取り組みにより、人手不足の解消や生産性・在庫回転率・歩留まり率の改善、保全業務の見える化が実現でき、現場保全のDX化をサポートします。

新川電機の考えるプラットフォーム構想

新川電機の考えるプラットフォーム構想とは、データファブリックとして様々なデータ連携による一元管理により業務効率・作業効率の向上を目指すものです。
一般的なデータプラットフォームでは、集約されたデータに対し、管理・業務を行いますが、大規模な投資コストやシステム設計が必要となります。
これに対し、様々なデータを必要に応じて取り出せる状態にすることで、最適なコストで膨大なデータを有効的に活用することができます。

新川電機が提供するスマートダッシュボード

これまでの生産現場で点在していたあらゆる設備情報(センサ情報、操業情報、保全管理情報等)について、一括管理できるプラットフォームから、最適なソリューションとして連結し、現場保全員が活用しやすいデータの利活用、を提供します。
また、利用しやすいシステム提供だけでなく、あらゆる現場情報を利活用する為のサービスソリューションもご提案することにより現場保全についてお客様と同じ目線で現場保全DX化の推進をサポートします。

各サービス

遠隔振動状態監視サービス

お客様のプラントのスタートアップやメンテナンス後など、回転機械の振動データの取得や精密診断を新川電機のサービス員が訪問して設備の解析診断を行いお客様の保全業務をサポートします。

一括保全サービス

生産設備の維持管理を行う上での計装メンテナンスにおいて日常点検業務、定期点検 (SD) 業務をトータル的にサポートするサービスです。
設計から施工までを一貫して行うことでタイムリーな計画立案を行うことができ、大幅な時間短縮が可能となります。

教育サービス

計装セミナー

これから計測と制御にかかわる方向けの初級研修です。計装機器の原理や役割について、机上学習とモデルプラントを用いた実習を行います。 モデルプラントを使用することで、机上学習やシミュレータのみでは理解が難しい、計装機器の特徴やPID制御のイメージを体感できます。

振動診断スキルアップセミナー

振動法を用いた回転機械の設備保全を学習できます。入門~スペシャリストまで4タイプのコースをご用意しています。

振動解析システム

お客様のスマート保安の取り組みに対して、ポンプやファン、モータのような小型・中型回転機械設備の持続的なパフォーマンス維持を支援するWeb対応の設備状態監視システムです。infiSYS 3.0の導入で、容易にめざすべき保全の第一歩を実感いただけます。

ダッシュボード機能

ダッシュボード画面展開イメージ

関連記事

スマートダッシュボードの開発にご協力いただきました株式会社Fusic様の記事もぜひご覧ください。

生成AIを活用した「工場の機器保全スマートダッシュボード」構築PoC

製造業における膨大なデータを生成AIで資産に変える! PoCで小さくはじめ、大きく育てるスマートダッシュボードの展望

保全システム

現場保全における様々な問題点に対し、保全データを入力管理・整理することで保全業務の最適化に向けた検討を行う足掛かりとなる管理システムです。当社が提供するシステムは、保全データがなかなか蓄積できない現場の声を活かし、データ入力の容易さに特化しています。
また、ユーザーの様々なご要望に応じたカスタマイズも対応可能です。