新川電機株式会社

HPLCとは Infinity Ⅲの最新機能 ラインナップ ラボ見学・サンプルテスト

HPLCとは
 HPLCとは、高速液体クロマトグラフィー(High Performance Liquid Chromatography)の略称です。クロマトグラフィーは分離の手法で、液体クロマトグラフィー(LC)は移動相に液体を利用するクロマトグラフィーの総称です。開発当初から比べると高速、高性能となったことからHPLCと呼ばれるようになり、最近ではさらに技術が進み、UHPLC( Ultra High Performance Liquid Chromatography )といった装置も各メーカから販売されています。
その装置構成例と原理を図1、図2に示します。
 HPLC装置は、液体試料内の測定対象成分を装置へ流すための移動相、移動相を装置内に一定流量で流すためのポンプ、分離を行うためのカラムとカラムを一定温度に保つための恒温槽、そして様々な原理を使用した検出器、装置の制御とデータ処理を行うためのパソコンやモニターから構成されます。
HPLCの原理

図1.HPLCの基本構成

カラム内に送液された液体試料内の各成分は、カラム内の固定相との相互作用の違いによって移動する速度がそれぞれ異なります。
・カラムとの相互作用が弱い成分は、カラム内を早く進む
・カラムとの相互作用が強い成分は、カラム内をゆっくりと進む

この移動速度の差を利用して分離する手法がクロマトグラフィーです。HPLCには各成分を検出するための様々な検出器があり、目的に応じて使用します。分離されたピークの信号強度から定量を行ったり、UVスペクトルなどから定性を行うことも可能です。
HPLCは製薬、食品、環境、化学など様々な分野で日々使用されている装置の一つです。
HPLCの原理

図2.HPLCの原理

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Agilent Infinity Ⅲの最新機能

InfinityLab Assist テクノロジーで「デジタルラボ」を実現

InfinityLab Assist
タスク
InfinityLab Assist
スマートパージ
InfinityLab Assist
トラブルシューティング
分析準備やシャットダウンをプログラム化して、自動化。いつでもどこでもデータにアクセス! ポンプとオートサンプラを使って、パージを自動化。マニュアル作業を最小限に! 一つ一つ段階的なガイドにより、トラブルの原因特定をサポート!
自動化
分析準備やシャットダウンのタスクをプログラムし、スケジュールを組むことができ、離れた場所からLCをコントロールできます
パージ作業を自動化
ポンプとオートサンプラを活用し、煩雑なマニュアル作業を最小にします
ステップバイステップのガイドにより、原因の特定を行い、トラブルを根本解決します。テスト機能を有しています。

InfinityLabレベルセンシング

InfinityLab
レベルセンシング
溶媒予測 InfinityLab
サンプルIDリーダー
重量計測による溶媒量の把握により、溶媒切れを起こさない。 シーケンスを仕掛けた際に、事前に溶媒の消費量を予測して、ソフトウェアと同期して、手遅れになる前にアラートを出してくれる。 バイアル底面に記載されたバーコードをIDリーダーで読み取る事で、測定ミスを防止できます。
ラボの稼働時間を長く維持
重量を計測したレベルセンシングにより、移動相の枯れによる無駄な分析を防ぎます。
シーケンスをかける前に移動相の消費量を事前に予測 OpenLab CDSに完全に統合されており、手遅れになる前に警告を受け取ります。 バイアルをどこにでも置くことができます。新しいInfinityLabサンプルIDリーダーは、バイアルの位置を知らなくてもサンプルを見つけます。

新機能は既存機器でも使えるようになります!

Assistテクノロジーやレベルセンシング機能は、今お持ちのInfinityⅡからアップグレードを行うことで、新機能がお使いいただけます!

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Agilent Infinity シリーズ ラインナップ
Infinity_3
アジレント・テクノロジーのHPLCは、どのような分析にも対応できるよう、豊富なラインナップを取り揃えております。GPCやMS分析も問題ありません!
モジュールタイプ 一体型
1290 Infinity Ⅲ 1260 Infinity Ⅲ Prime 1260 Infinity Ⅲ 1220 Infinity Ⅱ
耐圧
130MPa 80MPa 60Mpa 60MPa
送液範囲
0.001~5ml/min

0.001~5ml/min(高圧混合)

0.001~10ml/min(低圧混合)

0.001~10ml/min
グラジエント分析
混合方式
高圧混合または低圧混合 低圧混合
メソッドによるカラム自動切換
×
オートサンプラサンプル冷却
×
インジェクションプログラムによる
前処理自動化
×
検出器ラインナップ
高感度ダイオードアレイ(波長:190~640mm) 高波長ダイオードアレイ
(波長:190~950mm)
高波長ダイオードアレイ(波長:190~950mm)
可変波長UV
示差屈折
蛍光 可変波長UV
蒸発光散乱
シングル四重極質量分析計
参考定価(税抜)
・検出器:UV
・PC、ソフトウェア含む
\12,000,000 \10,500,000 \9,000,000 \7,000,000
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フリット交換手順|
Agilent社製1260液体クロマトグラフメンテナンス動画
DAD検出器ランプ交換手順|
Agilent社製1260液体クロマトグラフメンテナンス動画
インジェクタプログラム|
Agilent社製1260液体クロマトグラフお役立ち機能紹介動画
セミナー動画|
LC and GC basics Part 1 on demand video
セミナー動画|
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分析カスタマセンターでできること

機器代理店としては珍しく、自社ラボ《分析カスタマセンター》を持っています!
ここでは、HPLCをはじめとしたアジレントの分析機器の実機を備えており、お客様のご要望に合わせて、様々な情報・体験をご提供するとともに、お客様に役立つ情報ををお届けするための情報発信の場としての役割も担っています!
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  • 分析機器導入検討のための事前分析(サンプルテスト)
  • ご購入いただいたお客様に応じたオリジナルトレーニング
  • 各種セミナー、ワークショップの開催
  • 独自のマニュアルやメンテナンス動画の作成
  • 分析カスタマセンター

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