2015/01/14
業界コラム
ホタルの光を科学する No.2 ホタルの光とライフサイエンス
ホタルの光は、天然の発光基質と発光酵素を利用する限り、560nm 程度の発光波長である。一方で、発熱を伴わない生物発光は、生体内でも組織や細胞に影響しないため、とても都合が良い。これを利用して、生体の様子を可視化する技術「バイオイメージング」1) として利用されている。シャーレで培養した細胞の様子を測定する、また遺伝子発現の様子を可視化・測定するレポータアッセイもバイオイメージングの範疇である。...
電気通信大学大学院 情報理工学系研究科
助教
牧 昌次郎