石炭は低温酸化反応によって自然発火することがあります。 サーモグラフィカメラ、光ファイバ温度センサ、無線温度計での貯炭場発熱監視事例を紹介させていただきます。 本事例は、温度異常個所の位置特定を素早く検知でき、火災事故のリスクと被害の最小化に貢献します。

サーモグラフィーカメラによる炭場発熱監視

複数のサーモグラフィ、可視の一体型カメラにて貯炭場表面の温度監視を行います。一定間隔でカメラを座標ごとにパーンすることで貯炭場全域を網羅します。
温度データと可視画像は、監視室にて一括で確認することができます。温度上限警報が発生すると一時的にパーンを停止し、異常時の状態が即座に確認できます。

サーモグラフィーカメラによるリクレーマの発熱監視

リクレーマ先端の石炭の温度監視をすることで、自然発火を早急に感知し、自然発火した石炭がベルトコンベアに到達する前に処置することが可能です。サーモグラフィの画像は無線LANにて収集し、監視室にて一括で確認ます。

光ファイバー温度センサによりベルトコンベアの発熱監視

光ファイバ温度センサで、ベルトコンベヤの温度を隈なく監視することできます。
光ファイバ温度センサは、設備全体にわたる温度測定を実現可能です。
(配管、タンク、電気室の配電盤、ケーブルラック など)

無線温度計により貯炭場重点場所のピンポイント発熱監視

無線温度計を挿し込むだけで、重点監視場所の温度監視が行えます。
無線の優位性は、配線を引き回すことなく任意な場所の温度監視が可能です。(測りたいとき、どこの場所でも)