回転機械の軸振動、軸位置(スラスト)、偏心、伸び差、回転数の監視および位相基準(フェーズマーカ)の検出に適した渦電流式の非接触変位・振動トランスデューサです。

製品概要

アメリカ石油協会規格API670(5th Edition)で規定された要求仕様に準拠した世界スタンダードの非接触変位・振動トランスデューサ

FKシリーズは、ポンプやモータなどの中小型汎用回転機機械からタービン、発電機、コンプレッサなどの大型重要回転機械の軸振動、軸位置(スラスト)、偏心、伸び差、回転数の監視および位相基準(フェーズマーカ)の検出に適応したラインナップを揃えています。
回転機械の状態監視システム(CMS:Condition Monitoring System)、タービン監視計器(TSI:Turbine Supervisory Instrument)あるいは機械保護システム(Machinery Protection System)の検出器として発電プラント、石油・化学プラントなど幅広く利用されています。

特長

  • 耐環境性に優れたセンサ
    センサは原理的に油滴、オイルミストの影響を受けず、機械内部への設置が可能
    機外への油漏出を防ぐ漏油低減タイプの延長ケーブルもラインナップ
  • 機能安全規格 SIL2(SIL3 Capable)
    トランスデューサの2重化によりSIL3システムとして構築可能
  • API Standard 670 (5th Edition)に準拠
  • 本質安全防爆構造(IEC規格対応)
    Ex ia ⅡC T4 Ga
    日本、北米、ヨーロッパ、中国、韓国、台湾ほか
  • CEマーキング適合

センサラインナップ

アプリケーションに対応した豊富なラインナップ
リニアレンジ: 1.5 mm / 2.0 mm / 3.0 mm / 4.5 mm / 6.0 mm / 13.5 mm / 26.0 mm

システム構成図

アプリケーション例

タービン監視計器(TSI)と振動解析診断システムの構成例

※infiSYS(登録第5442144号)は新川電機株式会社の登録商標です。

関連コラム