infiSYS 3.0はお客様のスマート保安の取り組みに対して、ポンプやファン、モータのような小型・中型回転機械設備の持続的なパフォーマンス維持を支援するWeb対応の設備状態監視システムです。infiSYS 3.0の導入で、容易にめざすべき保全の第一歩を実感いただけます。

製品概要

ポンプやファン、モータのような小型・中型回転機械設備の持続的なパフォーマンス維持の支援のために

infiSYS 3.0は、ポンプやファン、モータのような小型・中型回転機械設備の持続的なパフォーマンス維持を支援するWeb対応の設備状態監視システムです。従来の現場設置PCによる状態監視だけでなく、Webブラウザを利用した遠隔監視にも対応できる製品です。また、保全作業員が振動の異常兆候を視覚的に把握することができる簡易診断機能や様々なデータ連携機能を有しており、お客様のスマート保安の取り組みをサポートします。

特長

  • 環境に合わせた監視用法を選択可能
    現場設置PCによる従来のプラント監視(スタンドアローン監視)とアクセス困難な遠隔地や集中監視を行えるWebブラウザを利用した遠隔監視を選択することで用途やニーズに合わせたシステム構築が可能です。
  • 異常兆候を視覚的に把握
    簡易診断機能を用いることで、振動解析における専門知識を持っていない保全員でも、対象機械の特徴周波数を経時的に監視することで異常兆候を視覚的に把握することが可能です。
  • 周波数帯域別警報で特徴周波数を監視
    周波数成分毎の振動振幅を個別に監視することができ、転がり軸受や歯車の損傷等、各特徴周波数監視を行うことが可能です。

機能

Web表示機能

Webブラウザを用いて、お客様の社内LAN経由で本ソフトウェアにアクセスする機能です。

メール送信機能

警報の発生を即時または定期的にメール配信する機能です。

レポートファイル出力機能

データ(トレンド、スペクトル)をレポート化してファイル出力する機能です。

簡易診断機能

振動の周波数と振れ幅から設備の状態診断を日常的に行う機能です。

周波数帯域別警報機能

各周波数成分毎の振動振れ幅に対し、警報値を個別に設定できる機能です。転がり軸受や歯車の損傷等、特定の周波数監視を行う上で有効です。

Modbus/TCP通信(サーバ)機能

infiSYS 3.0の測定値、ステータスをModbusクライアント機器に出力できます。

Modbus/TCP通信(クライアント)機能(バージョン1.3.0.0以降)

PLCや他社計測センサが収集したプロセスデータ(回転数、流量、圧力、温度、電流など)を、Modbus/TCP通信で、infiSYS 3.0で収集・保存することができます。

転がり軸受診断機能(バージョン1.3.0.0以降)

2.4GHz帯無線式センシングシステム e-SWiNS(ISA100)とデータ収集装置 DAQpodから収集した波形データを基に、転がり軸受回転機械の診断を行うことができます。

システム要件

infiSYS 3.0 データ収集・監視用PC(ビューステーション*1)

CPU Intel Core i5以上
メモリ 8GByte 以上
OS Windows 10 Pro(64bit)(20H2以降)*2
Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSB (64bit)
Windows 10 IoT Enterprise 2019 LTSC (64bit)
Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSC (64bit)
Windows 11 Pro
Windows 11 IoT Enterprise
Windows Server 2019 Standard
Windows Server 2022 Standard
ストレージ 必要容量はシステム構成に依存(詳細は仕様書の補足をご参照ください)
グラフィック 解像度 1366×768 以上(推奨 1920×1080)
Webブラウザ Google Chrome, Microsoft Edge(chromium)
ドライブ 外付けまたは内蔵のDVD-ROMドライブ
ネットワーク Ethernet 100 BASE-TX以上

*1 本ソフトウェアをインストールしたPCをinfiSYS ビューステーションと呼称します。
*2 Windows10 Proは、20H2以降にバージョンアップしてください。
※ 簡易ツールやレポートファイルを閲覧する場合は別途Microsoft Excel365または2019以降が必要です。
※ 上記に記載された他社登録商標・商標をはじめ、ページ内に記載されている会社名、システム名、製品名は一般的に各社の登録商標または商標です。なおページ内では、「TMマーク」、「Rマーク」は明記しておりません。

ユーザPC(閲覧用)

CPU Intel Core i5以上
メモリ 8GByte 以上
OS Windows 10 Pro(64bit) 推奨
Windows 11 Pro 推奨
グラフィック 解像度 1366×768 以上(推奨 1920×1080)
Webブラウザ Google Chrome, Microsoft Edge(chromium)

※ インストールする専用ソフトウェアはないため、ストレージ要件はありません。
※ 簡易ツールやレポートファイルを閲覧する場合は別途Microsoft Excel365または2019以降が必要です。
※ 上記に記載された他社登録商標・商標をはじめ、ページ内に記載されている会社名、システム名、製品名は一般的に各社の登録商標または商標です。なおページ内では、「TMマーク」、「Rマーク」は明記しておりません。

システム構成図

状態監視のセンター化(各工場の設備状態をWEB監視)

接続可能な当社製デバイス

920MHz帯無線式センシングシステム e-SWiNS

長距離無線伝送、障害物の影響を受けにくい920 MHz帯域を採用したワイヤレス振動センサです。振動OA値とFFT解析した振動データを無線伝送します。中小型回転機械の状態監視と簡易診断、解析に最適です。

2.4GHz帯無線式センシングシステム e-SWiNS

振動解析診断に必要な波形データを無線伝送。工業用無線規格ISA100によるワイヤレス振動センサで、国内防爆規格も取得しており、石油/化学プラントなどの中小型回転機械の状態監視と精密診断に最適です。

小型状態監視モニタ VM-25シリーズ
(バージョン1.3.0.0以降)


特に汎用回転機に適した状態監視モニタ。デジタル通信を標準搭載しており設備監視のIoT化を促進します。

無線式センシングシステム ZARK Nano / ZARK X8Ⅱ
(バージョン1.3.0.0以降)


ZARK Nano無線式振動センサは超小型で軽量、いままで設置が難しかった機械にも簡単に設置することが可能です。

製品紹介動画


【 目次 】

00:37 infiSYS3.0とは?
01:31 リリースからバージョンアップ
04:14 多様なシステムにつながるinfiSYS3.0
05:43 infiSYS3.0でできること(お困り事例)
09:11 振動監視のすすめ方 ≪簡易診断(状態監視)≫
10:32 振動監視のすすめ方 ≪精密診断(振動解析)≫
12:14 どのように状態監視をすすめることができるのか ≪闘値管理・アラーム通知≫
14:38 Zark Nanoを使用した面白い検知機能 ≪Wake up機能≫
15:50 精密診断のすすめ方 ≪周波数分析≫
16:40 ≪振動診断支援機能≫
18:45 ≪点検業務工数削減≫
20:06 ≪遠隔監視・遠隔技術支援≫
23:05 まとめ

※e-SWiNS(登録第5827767号)、infiSYS(登録第5442144号)、ZARK(登録第6302434号)、ZARK Nano(登録第6273377号)、ZARK X8II(登録第6302435号)は新川電機株式会社の登録商標です。

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