長距離無線伝送、障害物の影響を受けにくい920 MHz帯域を採用したワイヤレス振動センサです。振動OA値とFFT解析した振動データと温度の無線伝送により中小型回転機械の状態監視と解析診断に最適です。
※本製品の販売および使用は、日本国内に限定されます。

製品概要

振動のOA値、FFT解析結果トップ10(トップ5)と温度を無線伝送

回転機械の特性、センサの設置条件などさまざまなアプリケーションに対応したワイヤレス振動センサのラインナップを用意しています。専用の設備状態傾向監視用ソフトウェアは、手軽に操作、利用できる簡易診断と自動レポート作成などの機能を装備しており、振動に詳しくない方にも簡単な操作で設備状態の傾向と異常兆候を分かりやすくグラフ、レポートで表示します。

特長

  • 確かな監視システムの構築をサポート
    データ収集ソフトウェアで振動の傾向管理
  • 定期的に、自動的に機械の状態を監視
    オーバーオール振動値、周波数分析トップ5 / トップ10を伝送
  • 追加取付け工事の負担低減
    ケーブル敷設工事費の削減
  • 多数ある機械設備を一元管理
    最大504台の子機が接続可能*
    *: バッテリー型 子機 (センサ一体タイプ、センサ分離タイプ)のみ対象、付加コード選択
  • 障害物の影響を受けにくい
    ワイヤレスでありながら優れた回析性

 

子機ラインナップ

電源供給型 子機 (4ch センサ分離タイプ)

通信距離は屋外1.2 km、中継機を使用すれば最長3.6 km(見通し距離)

  • 当社製 圧電型加速度トランスデューサ(CAシリーズ)、圧電型速度トランスデューサ(CVシリーズ)などIEPEタイプのセンサ入力が可能
  • 振動OA振幅、FFT トップ10、エンベロープ検波加速度(e-加速度)を無線伝送
  • 1システムにあたり最大64台(256台のトランスデューサ)の接続が可能
  • 供給電源 100 VACまたは24 VDC

バッテリー型 子機 (センサ分離タイプ)

温度センサを内蔵した小型加速度センサ

  • 小型回転機械、狭所部への設置に適した小型・軽量センサ(Φ24.6 mm)
  • 10 Hz ~ 10 kHzの広範囲応答の圧電型加速度センサ
  • 振動変位、速度、加速度、エンベロープ検波加速度(e-加速度)、FFT トップ10を無線伝送(スイッチ設定)
  • 1システムあたり最大504台の接続が可能*
    *: 付加コード選択時

バッテリー型 子機 (センサ一体タイプ)

振動センサ、温度センサ、バッテリー、アンテナが一体になったオールインワンタイプ

  • 10 Hz ~ 10 kHzの広範囲応答の圧電型加速度センサと温度センサを内蔵
  • 振動変位、速度、加速度、エンベロープ検波加速度(e-加速度)、FFT トップ10を無線伝送(スイッチ設定)
  • 1システムあたり最大504台の接続が可能*
    *: 付加コード選択時

バッテリー型 子機 (センサ分離タイプ、耐環境対応)

データ収集周期、耐環境性を重視したアプリケーションに最適

  • 30秒周期のデータ送信
  • 長距離伝送 屋外1.2 km(見通し距離)
  • 振動速度(OA振幅、FFT トップ5)と温度を無線伝送
  • 堅牢設計の子機本体(IP64相当)

ソフトウェアラインナップ

infiSYS 3.0 設備状態傾向監視用ソフトウェア (Webブラウザ対応版)

infiSYS 3.0(infiSYS アナリシスビュー)はお客様のスマート保安の取り組みに対して、回転機械設備の持続的なパフォーマンス維持を支援する設備状態傾向監視用ソフトウェアです。infiSYS 3.0の導入で、容易にめざすべき保全の第一歩を実感いただけます。

  • 持続的に最新技術導入で進化
    中小型回転機械用機能を中核とし、機能拡張予定で最新化を実現します。
  • つながる時代に最適なシステム
    遠隔地にいる担当者との情報共有のしくみを標準搭載しています。
  • 必要な情報・知識・ノウハウは共有
    設備統合監視 × 遠隔解析診断で高度な助言を最適なタイミングで行います。
  • 豊富な機能
    infiSYS 3.0で新たに搭載されたWEB表示機能をはじめ、メール送信、レポートファイル出力、簡易診断など様々な機能を搭載しています。
  • 気になる設備の状態はいつでも把握! ~ 現場でも・事務所でも ~
    WEBブラウザにて、いつでもどこでも監視・一部設定変更が可能です。

infiSYS Lite 傾向監視解析ソフトウェア

infiSYS Liteは振動情報の傾向管理に最適なソフトウェアです。オーバーオール振動値だけでなく周波数分析トップ5 / トップ10も表示し、監視の幅が広がります。

  • 測定データをグラフで表示
    各測定データの他、警報(Danger, Alert)の設定表示が可能です。
  • 保存データはcsv形式で抽出可能
    csvファイルでの抽出により、測定データを詳細な解析に利用できます。
  • ユーザーフレンドリーな操作性と描画機能
    ドラッグ&ドロップによるグラフ表示操作や、タブ選択によるグラフエリアのページ切り替えなど、直感的に操作できます。
  • シンプルで小規模に、限られた人員で最大の効果を実現
    監視用PCにてスタンドアローンで使用できプラント毎の監視が可能です。

システム構成

infiSYS 3.0 設備状態傾向監視用ソフトウェア (Webブラウザ対応版)のシステム構成イメージ

※バッテリー型子機(センサ一体タイプ、センサ分離タイプ)の場合です。電源供給型子機、バッテリー型子機(センサ分離タイプ、耐環境対応)の接続台数は親機1台に対し、最大8台となります。

infiSYS Lite 傾向監視解析ソフトウェアのシステム構成イメージ

※e-SWiNS(登録第5827767号)、infiSYS(登録第5442144号)は新川電機株式会社の登録商標です。