プラントや工場の中核を占める回転機械の状態を正確に把握して、迅速にフィードバックする、状態監視・解析診断システムです。

製品概要

あらゆる回転機械に対応し、安全操業と運転効率向上をサポートする振動解析診断システム

infiSYS RV-200は、回転機械の振動データを位相解析および周波数解析して、振動解析に必要な各種解析グラフとして展開する振動解析診断システムです。

導入メリット

  • プラント運転の最適化でお客様の生産性と信頼性向上をサポートします。
  • 微細な振動の変化や特徴から異常兆候を検知。事前対策によって生産停止のリスクを低減します。
  • 精密診断によって、異常原因/部位の推定と内容の詳細な解析を実現。適切で効率的な保全をサポートします。

特長

  • 全ての回転機械に対応
    転がり軸受で支持された小形回転機械から、すべり軸受で支持された大型回転機械まで、すべてに対応しています。
  • 高速かつ多様なシステム構成
    高速データ収集や他社製を含む各種状態監視モニタとの組合せが可能で、多様なシステム構成が構築できます。
  • 高度なデータ解析と豊富なグラフ
    機械の種類や解析したい異常状態に合わせて、振動診断技術者の高度なニーズに応える豊富な解析グラフを展開できます。
  • ユーザーフレンドリーな操作性と描画機能
    ドラッグ&ドロップによるグラフ表示操作や、タブ選択によるグラフエリアのページ切り替えなど、直感的な操作ができます。

システム構成図

基本システム

大型回転機械では位相基準と軸振動波形を取り込み、位相解析と周波数解析を行って、各種解析グラフとして表示します。 また小型回転機械ではケーシングの加速度振動波形を取り込み、周波数解析をベースに各種解析グラフとして表示します。

大型回転機械で使用する場合のシステム構成例

主に軸振動センサで捕らえた振動波形を基に、定格回転における振動監視、異常解析やスタートアップ/シャットダウン時の軸の挙動解析を行います。

小型回転機械で使用する場合のシステム構成例

主に軸受け箱に設置した加速度センサで捕らえた振動を基に、オーバーオール振動だけでなく、ベアリング異常に起因する特徴周波数毎の振動値の傾向管理と異常診断を行います。

対象機器

  • 蒸気タービン
  • ガスタービン
  • 発電機
  • 給水ポンプ
  • ファン
  • ブロワ
  • コンプレッサ
  • BOP装置 など

データ表示例

機械のスタートアップ/シャットダウン時の振動ベクトルを表し、バランスの状態や振動状態・危険速度の把握ができます。
表示データ(切替表示):1X、2X 任意の過去データとの重ね書きも可能です。

奥行(Z軸)を時刻表示としてスペクトルを時系列に並べて表示した3Dグラフです。
時間変化に対応した周波数成分の変化とその全体像を解析することができます。
奥行(Z軸)を回転数としたカスケートグラフも表示可能で、回転数変化に対応した周波数成分の変化とその全体像を解析することもできます。

横軸を時間軸として測定値や解析データの経時変化を時系列グラフに表示します。
表示データ(複数選択可):回転数、GAP、OA、0.5X振幅、0.5X位相、1X振幅、1X位相、2X振幅、2X位相、Not-1X振幅、nX1~nX4振幅および位相、SmaX振幅、各種警報設定値。

3Dでイラスト化された回転機械のイメージ上に回転数表示および測定点の位置と振動振幅値を表示します。

X・Y各センサからの信号を合成し、回転中の軸心のダイナミックな触れ回り(軌跡)を表示します。
オービットの形状によりアンバランス、ミスアライメント、オイルホワールやオイルホイップなどの異常状態を推定できます。

横軸を回転数として振幅と位相を別々のグラフで表示します。機械のスタートアップ/シャットダウン時の振動状態・危険速度の把握ができます。
表示データ(切替表示):1X・2X 任意の過去データとの重ね書きも可能です。

異常解析事例

不つりあい振動

回転体の軸中心と回転中心のずれ、あるいは回転体を構成する部品の欠落(飛散)により、不つりあいが存在すると発生する振動です。この振動は、回転同期周波数成分(1X)の振動が発生し、時間的な振動値の変化は少なく再現性があるといった特徴があります。

S-Vグラフ
スペクトル

オイルホワール振動

すべり軸受で支持された回転機械特有の自励的な不安定振動で、すべり軸受の形状や油膜特性などの影響により発生します。この振動は、一次危険速度の2倍以下の回転数で発生し、回転同期の1/2倍周波数成分(0.5X)の振動が発生するといった特徴があります。

S-Vグラフ
スペクトル

ミスアライメント振動

被駆動側回転機械と駆動側回転機械の軸を連結した時に、それぞれの回転軸中心がずれると発生する振動です。この振動は、回転同期周波数成分(1X)の他に高調波数成分 (2X、3X)を含む振動が発生するといった特徴があります。

オービット&波形グラフ
スペクトル
オービット&波形グラフ
スペクトル

ロータ構成部品の欠損

ポーラ線図

回転体を構成する部品が飛散すると同時に不つりあい振動の状態が突然変化します。この時、回転同期周波数成分(1X)の振幅と位相角(振動ベクトル)が突然変化するといった特徴があります。

ユーザーフレンドリーな操作性

infiSYS RV-200は、専門知識の少ない方でも直感的に操作できるユーザーインターフェースを備えています。 導入後、特別なトレーニングなしで誰でもすぐに使えます。

ドラッグ&ドロップ

画面左のツリーから必要なグラフを好きな場所にプロット。

タイル表示

タイル表示された画面から、必要なグラフをすぐにピックアップ。任意の測定点が表示可能。

タブによるページ切り替え

任意のグラフ表示ページをタブで簡単切り替え、新ページ作成も容易。(最大20ページまで)