ISO国際規格やAPI米国石油協会規格などに基づいて設計された状態監視用モニタ。プラントにおいて重要な役割を担うタービン、コンプレッサの保護監視モニタとしての信頼性、機能、特徴を備えています。

製品概要

大規模タービン監視計器から補機振動監視システムまでフレキシブルに対応するグローバルスタンダードの状態監視モニタ

ISO国際規格、API米国石油協会規格などによる回転機械の状態監視、機械保護システム(Machine Protection System)や火力発電所などのタービン監視計器(TSI:Turbine Supervisory Instruments)に求められる機能と信頼性を備えたグローバルスタンダードの状態監視モニタです。制御システム(DCS、PLC)や振動解析・診断システムへのデジタル通信機能を備えています。

特長


  • 制御デバイスの通信の堅牢性に関する国際的な認証であるAchilles認証Level2を取得
    産業用制御システムの通信セキュリティに関する国際的な認証制度 Achilles Level 2の認証を取得しています。インターネットを経由したサイバー攻撃はもちろん、端末機器からのサイバー攻撃に対してシステムの堅牢性を維持し、石油化学プラントや発電所などの重要インフラの安定操業に貢献します。
    ※AchillesはGE Digitalの登録商標です。

  • 19インチラックに振動モニタ44 CHまで実装可能
    高密度実装によるスペースの最小化が図れます。

  • VM-701Bモニタモジュールで、軸振動、軸位置など振動・変位関連11種類の監視パラメータに対応
    マルチ機能化による高密度実装と予備品の最少化が図れます。

  • PCよりモジュールのコンフィグレーション設定

  • 全てのモジュールはラック前面より実装・取外しが可能、さらにホットリプレースに対応

  • 電源の二重化(冗長化)ならびに上位ネットワーク通信の二重化(冗長化)による高い信頼性
    電源電圧: 100 ~ 240 VAC / 24 VDC / 110 ~ 220 VDC
    上位ネットワーク: Modbus/TCP、Modbus/RTU、解析通信(infiSYS RV-200振動解析診断システムとの通信)

  • 解析ボード搭載により、infiSYS RV-200 振動解析診断システムに直結
    1つのモニタモジュールで状態監視と振動解析診断を実現することで、スペースの最小化が図れます。

周辺機器との構成例(データ伝送)

実装可能モジュール

ソフトウェア画面

VM-771B MCLビュー

バーグラフ画

MCLビューでは測定値および各モジュールの動作状態や設定状態を表示することができます。

VM-772B デバイスコンフィグ

デバイスコンフィグ画面

デバイスコンフィグでは、各モジュールの設定(コンフィギュレーション)を行うことができます。

VM-773B infiSYS アナリシスビュー

infiSYSビューステーション画面

infiSYS アナリシスビューでは、測定値の表示および振動の解析・診断を行うことができます。
※解析・診断を行うには振動モニタモジュールにオプションの解析ボードが実装されている必要があります。

※infiSYS(登録第5442144号)は新川電機株式会社の登録商標です。