クラウド型状態監視システム。小型ワイヤレス振動センサあるいは有線タイプのセンサをクラウド上のプラットフォームに結び、状態監視、予防保全のIoT、DX化を支援します。

製品概要

設備の状態監視や予防保全に最適なクラウド型状態監視システム

クラウド上のデータ活用プラットフォーム(Machine Dossier)は、膨大で重要なデータを処理し、状態監視、予防保全のために現在の測定値、警報状態、通信状態などを一覧で分かりやすく表示、帳票化します。
また振動、温度や各種プロセスデータをトレンドグラフ、スペクトルグラフなど分析しやすいグラフで表示し、必要な時にどこからでもアクセスし、問題解決へのプラットフォームとして活用されています。

製品紹介動画


本動画では、振動測定、センサ設置方法から測定データの監視など回転機械における状態監視を分かりやすくご紹介しています。
回転機械の巡回点検の効率化や保守・メンテナンス実施のタイミングの最適化などお客様業務の改善を実現いたします!

  • 回転機械の振動測定
  • ZARKシリーズの構成、振動センサの設置方法
  • 測定データの監視
  • 振動状態監視・診断サービスV-Assist

特長

超小型センサで簡単設置!

  • ZARK Nano無線式振動センサは高さ50 mm&重さ80 gの超小型で軽量、いままで設置が難しかった機械にも簡単に設置することができ、オーバーオール(OA)値(※)による傾向監視を簡単に始めたい場合に最適です。
    ※:オーバーオール(OA)値とは、周波数範囲全体の振動の大きさを示す値になります。
  • 定周期による振動測定だけでなく、振動の警報発生時にも自動でデータ収集を行い、異常時の状態も見逃しません。(WakeUp機能)

様々なデータも一緒に監視が可能!

  • ZARK X8II 中継機は、 ZARK Nanoが測定した振動データだけでなく、アナログ有線センサの接続も可能で、振動データとプロセスデータなど様々なデータを一緒に監視することができます。

クラウド運用により初期導入を低コストで実現可能!

  • ZARKのデータをクラウド上で一元監視するMachine Dossierは、専用のスマートフォンやPCは不要で、お手元の端末のWEBブラウザからいつでもどこでも設備の状態監視が可能です。
  • 現場へのPC設置や専用の監視アプリケーションの開発も不要で、導入・運用が簡単にできます。

製品説明

ZARK Nano [ザーク・ナノ]

バッテリー型子機(センサ一体タイプ) 型式:ZN-4A

  • 3軸測定(周波数範囲:5 ~ 2,000 Hz)でオーバーオール(OA)値(加速度、速度)以外にFFT(速度)、波形(加速度)、温度の測定も可能なため、多軸で傾向監視を簡単に行いたいニーズにお応えします。
  • 超小型・軽量で機械への設置や電池(市販品)の交換が簡単です。
  • データ収集周期は、1時間~1日までを選択でき、定周期での振動測定ができます。
  • 測定した振動値がウェイクアップ閾値を超えた場合には、自動的にデータ収集することが可能です。 (WakeUp機能)

ZARK X8Ⅱ [ザーク・エックスエイト・ツー]

クラウド版 Machine Dossier用 中継機 型式:ZX-3A0

  •  回転機械に設置されたZARK Nanoの測定データ(最大16台)を無線LANを通じてデータ活用プラットフォームのMachine Dossierに中継します。

クラウド版 Machine Dossier用 中継機(ハイブリットタイプ) 型式:ZX-3A1

  • 回転機械に設置されたZARK Nanoおよびアナログ入力(最大8ch収集)、回転パルス1chの測定データを無線LANを通じてデータ活用プラットフォームのMachine Dossierに中継します。

Machine Dossier [マシン・ドシエ]

データ活用プラットフォーム

設備状態監視画面 表示例
トレンド 表示例
FFT 表示例

Machine Dossierは、ZARK NanoおよびZARK X8IIからの測定データを一元管理するためのデータ活用プラットフォームで、クラウド上で稼働します。測定した各種振動データの傾向、プロセスデータなどの統合監視が可能です。

  • 直感的なデータアクセス
    トレンドのズーム機能、アラーム情報表示、アラームデータのスペクトラム表示などの機能を搭載。状態監視やデータの分析がしやすいユーザーインターフェースを構築しています。
  • マルチメディアファイルの共有(オプション)
    センサからのデータだけではなく、状態監視対象に関係する写真、文書、ビデオクリップ、音声ファイルなども同時に追加することが可能。対象に関わるすべてのデータを共有できます。
  • 問題解決のコラボレーション
    クラウドで共有されているデータを見ながら遠隔地からの診断の助成、対策の検討が行えます。
  • 温度などプロセス信号に対応
    振動だけでなく、周辺の温度、流量、圧力などもすべて一緒に確認できます。
  • データ・エクスポート機能
    Machine Dossierはデータ・エクスポート機能を備えているため、お客さまの保全システムに取り込むことで、大切な機器の資産管理にもご活用いただけます。

システム構成イメージ

導入事例 ~部品加工工場の場合~

設備の状態監視。こんなことでお困りではありませんか?

お客様の課題

巡回点検を実施しているが、対象機械を点検する間隔が長いため、点検データのばらつきが大きく、機械の状態が容易に判断できない。
また、機械メーカに点検依頼をしたいがコストもかかるため簡単に依頼できない。

ZARK & Machine Dossier の導入効果

  • ZARK Nano 無線振動センサは軽量・小型で現場機械への設置も簡単に行うことができ、Machine Dossier に現場機械のデータを定周期で自動収集することができます。
  • Machine Dossier に蓄積された長期データから機械状態の傾向を把握し、また異常時の警報メール通知機能も併用することにより、機械の状態、異常をお客様自身で把握することができます。

※本製品の販売及び使用は日本、アメリカ、カナダ、インド、シンガポール、ベトナムに限られます(2023年6月現在)。最新の情報については当社までお問い合わせください。

※ZARK(登録第6302434号)、ZARK Nano(登録第6273377号)、ZARK X8II(登録第6302435号)、Machine Dossier(登録第6602721号)は新川電機株式会社の登録商標です。