2020/01/08 航空宇宙 

ロケットエンジン用ターボポンプの軸振動監視 - 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA) -

日本発の純国産ロケットエンジン
その開発を支援したのが、ターボポンプの軸振動監視

国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)は、宇宙開発の最先端に立ち、宇宙開発利用を技術で支える中核的実験機関として、日本の宇宙開発の貢献に努めています。日本初の純国産ロケットエンジン開発時点から長きにわたり、JAXAは新川電機の変位センサを採用。今では「LE-7」や「LE-7A」などのエンジンの心臓部である液体水素/液体酸素ターボポンプの軸振動監視・解析に導入いただいております。

LE-7エンジン

■背景
ロケットエンジン用ターボポンプの研究・開発における最重要課題である軸振動を直接監視・解析するセンサが必要だった。

■使用条件
・軸振動を直接計測することにおけるデータの信頼性の高さ
・常温から極低温(-253℃)までの優れた温度特性
・極低温や高圧(約30MPa)の過酷な条件下にも耐えられる

30年以上前から新川電機のセンサを導入
振動問題の原因究明と解決策検討に威力を発揮

「ロケットエンジンの開発は、振動問題の解決に左右されます。振動が発生すると内部で接触・爆発するおそれがあるので、きわめて重要なのです。振動をいかに小さく抑えるか、というのがターボポンプの信頼性そのものに直結し、中でも軸振動を監視するセンサの役割は重要です。」とJAXAが語るように新川電機の変位センサはターボポンプの現場で欠かせない存在になっている。・・・

低温高圧センサを開発するに至った経緯から今後のロケット開発の展望まで、インタビュー(2015年6月取材)を元にご紹介しています。

▼続きは下記PDFよりご覧ください。

国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 導入事例