Haply Robotics (ハプリィ ロボティクス) 社が提供するInverse3 (インバース3) は、プロフェッショナル向けに設計された高精度ハプティクスコントローラーです。仮想空間で「触れる」「押す」「抵抗を感じる」といった現実の感覚をリアルに再現でき、シミュレーション上での検証や、遠隔地での繊細な作業、危険環境での訓練を安全に行うことが可能になります。

特長

高分解能・高速応答・高反力

最小0.01 mmの高精度な操作再現と4 kHzの高速ハプティクス応答、最大10Nの高反力により、VR/ARモデリングなどの3D空間において、対象物を“手で触っている”かのように直感的かつ正確に操作できます。
XYZ軸に対応し、非常にリアルな操作体験を提供します。

ポータブル設計

重量 約1.6 kg、外形 48 mm x 144 mm x 235 mmの軽量かつコンパクトな設計です。
これにより、デスク上にも簡単に設置でき、持ち運びも可能なため、場所を選ばずに使用できます。

拡張性と柔軟性

ハンドル部分は、標準搭載の「VerseGrip (ペン型ハンドル) 」の他に、作業環境に合わせて自由にカスタマイズ可能です。
SDK・サンプルコードを活用して迅速に統合できるため、開発者フレンドリーな製品です。

利点・導入メリット

教育現場 - 安全で成果の出る訓練

危険な作業環境や高価な設備を使わずに、手で触れるリアルな感覚を再現できます。
反復訓練による確実な技能習得に貢献し、事故や設備破損のリスクを回避することが出来ます。

開発現場 - 創造性とスピードの両立

Pythonなどの主要開発環境に統合可能です。
デスク上にも簡単に設置できるため、検証を繰り返しながら素早く力覚を直感的に確認できます。
設計段階から製品化までの効率を高め、研究開発の生産性を向上させます。

産業現場 - 遠隔でも感覚を活かす精密作業

遠隔の対象物からでも反力をリアルに手元へ伝えます。熟練者が離れていても精密操作が可能で、安全性と作業精度を両立するだけではなく、技能伝承、危険環境での作業支援など、多様な産業用途で価値を提供します。

事例紹介

トレーニング(医療シミュレーション)

課題

実機トレーニングではリスクやコストが高い。

導入効果

Inverse3とシミュレーション環境を統合し、リアルな感触を再現。
学生や研修医の技能習得速度が大幅に向上。

マイクロオートメーション(精密自動化)

課題

微小部品の組立や精密加工では、人手頼りの工程が残り、作業効率と品質安定性に課題。

導入効果

Inverse3を用いたハプティック操作により、微小モーションや力加減を正確に操作。
更には熟練者の感覚を自動化工程に反映し、歩留まり改善と作業時間短縮を実現。

テレオペレーション(遠隔操作ロボット)

課題

離れた場所での精密操作で、操作者が力や微細動作を感じ取れない。

導入効果

Inverse3のハプティクス信号で操作時の反力を再現。
操作者は直感的に微細な動作を制御することができ、誤操作の低減と作業効率向上を実現。
研究開発・遠隔メンテナンスプロジェクトに採用。

良くある質問(FAQ)

Q. SDK (Software Development Kit:ソフトウェア開発キット) やプラットフォーム対応は?

A. SDKにUnity、ROS、Python用APIが含まれています。
Unity、Unreal Engine、Pythonをはじめ、主要OS (Windows/macOS/Linux) で利用可能です。

Q. 価格はどれくらいですか?

A. 為替変動に伴い定価はありません。お問い合わせフォームからご連絡ください。

Q. 実際に体験やデモを見ることはできますか?

A. はい。訪問させて頂き、製品説明や体験デモを実施しています。
ご希望の方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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