一般的に撹拌機の軸は長く、片持ちで軸ぶれが発生しやすい構造となっています。軸の振れ回りが過大になると軸の曲がり、接触、シール部や軸受の早期劣化などによる突発停止などのトラブルの要因となる場合があります。低速回転機械の状態監視においては接触タイプの振動センサ(加速度センサ)では、加速度振動のレベル、検出感度が低く、異常の早期発見が困難です。このような低速回転機械の監視には渦電流式変位センサによる軸ぶれの変位計測が検出感度が高く、異常兆候の早期発見と適切で効率的なメンテナンスが行え突発的な故障やトラブルの防止に有効です。

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渦電流式変位センサの外観

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▲変位・振動トランスデューサ(FKシリーズ)

渦電流式変位センサの特長

  • 非接触測定
  • 軸の静止状態から高速回転時まで、全帯域の動的変位計測が可能
  • センサの耐環境性が高い
    オイル、オイルミスト、水蒸気など非導電性の物質の充満する環境下でも測定への影響を受けない。
  • 本質安全防爆
    Ex ia ⅡC T4 Ga(日本ならびに海外規格取得)

撹拌機状態監視の構成例

1回転あたりのP-P監視の場合

  • 回転数 1 ~ 300 rpmまたは1 ~ 600 rpm(推奨)
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▲撹拌機の軸ぶれと渦電流式変位センサの出力(ギャップ対出力信号のイメージ)

軸ぶれ(振動)とベアリング/モータ減速機の振動監視例

  • 回転数 300 rpm以上(推奨)
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渦電流式変位センサの取り付けについて

渦電流式変位センサを基礎部や筐体まど強固な場所に取り付け、回転軸の振れ回りの振れ幅を測定します。
反応/攪拌槽の内部にセンサの設置が可能な場合、インペラ側に近い回転軸を計測することにより、軸の振れ回りをより的確に捉えることができます。
なお、転がり軸受カバー部などへの設置は、軸の振動の増加とともに軸受カバーも振動し、検出感度が低下する場合があるので注意が必要です。

セレクションガイド

軸ぶれ(振動)監視用センサ

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▲システム構成図

ベアリング振動監視用加速度トランスデューサ

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  • CA-302 加速度振動トランスデューサの仕様
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*EX0:TIIS Ex ia ⅡB T3 X, Ex1:TIIS Ex ia ⅡB T4 X, Ex2:TIIS Ex ia ⅡC T3 X, 海外防爆についてはお問い合わせください。

状態監視モニタ

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*300 rpm未満の回転数における軸ぶれ、動的変位(振動現象)を監視する場合は、1回転あたりの軸の振れ幅を監視するVM-5C 偏心P-Pモニタを推奨します。

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