新川電機は、”地域と地域”そして”海外”へとつなぐ『架け橋』として、創業以来、国内外にたくさんの拠点を開設し100年企業を目指しています。お客様や地域の皆さまのお役に立てるよう日々走り続けられるのは、お客様はもちろんのこと地域の皆さまの支えがあってこそ。

隔月掲載で、いつも支えていただいている地域の魅力とともに、新川電機の国内外拠点の歴史を振り返り、バトン形式でご紹介していきます。第2弾は今年で開設63年を迎える歴史ある拠点、福岡県福岡市にある「九州支社」です!

福岡県福岡市の歴史

九州支社が所在する福岡市は、福岡県の県庁所在地であり人口160万人を擁する政令指定都市です。言わずもがな、東京、横浜、大阪、名古屋、などと名を連ねる日本の主要都市となっています。

そんな福岡市ですが、「福岡」と「博多」、皆さんはどちらの地名に興味を持たれるでしょうか。ここでは2つの地名について、少し説明したいと思います。
まずは『博多』、古来から国際貿易港としての「商人町」として栄えた歴史があり、元々は湾内沿岸一帯と、注ぎ込む川の流域を一部含む広い地域を指したそうです。博多の語源はそのような地形にあるとも云われています。
一方、『福岡』は初代福岡藩主黒田長政が新しく城を作る際、黒田氏先祖ゆかりの地である備前福岡(現在の岡山県瀬戸内市長船町)にちなんで名付けられました。その結果、藩制の中心である福岡と商業・流通で名の通った博多が、それぞれ那珂川を挟んで存在し黒田藩の城下となりました。

明治の廃藩置県で福岡県となりましたが、市制が施行される際には市名を競って福岡派と博多派が争い、わずか1票差で福岡に決まり、中央駅名を博多とすることで悶着は落ち着いたという話は有名です。また、博多の名は区名としても残り、全国でも有数な「グルメの街」としても認知されています。
そんな歴史のある福岡市ですが、皆さんがよくご存じの天神・中洲エリアは中央区に位置しており、博多駅のある博多エリア(博多区)とは商業地区ライバルとして追いつけ追い越せの関係で双方開発のしのぎを削っており、市の活性化に繋がっています。

九州支社のあゆみ

九州支社は1957年に九州進出への足がかりとして、所長・所員の5名体制で福岡出張所としてスタートしました。今年で開設63年目を迎える当社の中でも歴史ある拠点です。
1973年、博多駅南に自社新社屋を完成し福岡営業所と改称、1993年には組織改正(統括本部制)のもと、九州支社として1支店(北九州)3オフィス(佐賀、唐津、長崎)を束ねる柱として確立しました。2008年に現在のテナントビルに移転しました。耐震設計で免振構造に加え、24時間監視管理、入退セキュリティシステムと、安全安心なオフィスビルの4Fフロアを占有し、快適なオフィス環境のもと、日々の業務に取り組んでいます。

入居しているオフィスビルの外観

セキュリティシステムの整ったオフィスビルエントランス

お客様のこえ

このたび、長年にわたり生産ラインの構築や改善のご提案などを含め、操業にかかわるご支援をさせていただいております、トヨタ自動車九州株式会社様(https://www.toyota-kyushu.com/)より、今後の展望や、弊社の営業力に対するご印象、弊社に期待することなどを、本記事のために特別にお聞かせいただきました。

トヨタ自動車九州株式会社様 宮田工場

当社は、”トヨタの国内第2の拠点”、そして、高級ブランド”レクサスの生産拠点”として、アジア、北米、欧州など世界80ヵ国以上に渡るお客様に愛されるクルマづくりに取り組んでいます。

クルマづくりの中で最も大事にしていることの1つが『チームワーク』です。
もっといいクルマづくりをしていく上で、社内だけでなく、地域や取引先様など関係者全体のチームワークが必要です。
それを象徴するのが当社のメッセージのひとつである『TEAM kyushu』。
九州がひとつのチームとなり、もっといいクルマづくりに繋げようという思いが込められています。

計測・制御分野でのプロフェッショナル集団である御社には生産ラインをコントロールするのに必要な稼働状況や異常の表示システム、安全・安心なクルマづくりに欠かせないポカヨケや締付トルク値等を管理する品質管理システムの分野で、システム構築パートナーとして宮田工場近郊にも拠点を構えていただき、フットワーク良くご対応いただいております。

クルマづくりで世界中のお客様に感動を与え続けていくためには御社のご支援が今後も必要となってきます。
地道な改善活動やICT、IoT、AIといった最新テクノロジーを活用した設備・システム提案をいただき、TEAM Kyushuとしてクルマづくりを継続して発展させていきましょう。

トヨタ自動車九州株式会社様、このたびは貴重なお声をお聞かせいただき誠にありがとうございました。
『TEAM Kyusyu』に関わる会社として更なる貢献をしていけるよう、精進してまいります。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

福岡市のおすすめスポット

大濠公園・舞鶴公園

福岡を代表する都市公園です。県が管理する大濠公園と、市が管理する舞鶴公園は隣りあわせで繋がっており、その景観は数々の景観賞を受賞しています。大濠公園は福岡城の外濠でもあった草香江をもとにした大きな池、それを囲む外周2kmの園路が特徴でジョギングコースとしても人気です。周辺には美術館や能楽堂などあり、文化・芸術・スポーツが楽しめる市民の憩いの場です。
一方、舞鶴公園は福岡城本丸址を中心とした公園で、春にはおよそ1,000本の桜が咲き誇る、花見の名所となっています。毎年「福岡城さくらまつり」も開催され、近年では夜桜のライトアップも見どころの一つとなっており、しだれ桜のライトアップは圧巻です!

海の中道・志賀島

漢委奴国王の印(金印)が発見されたことで有名な志賀島(しかのしま)。発見場所に造られた金印公園からは博多湾を一望できます。その志賀島と九州本土を繋ぐのが海の中道です。海浜公園や水族館もあり、花や生き物に囲まれたり、海風を感じながらドライブしたりと、リフレッシュできること間違いなしです。

櫛田神社

「お櫛田さん(おくしださん)」の愛称で親しまれている古社、櫛田神社。博多の夏の風物詩、博多祇園山笠のフィナーレを飾る「追い山」のスタート地点としても知られています。
博多の総鎮守として、その空間は都会の中のオアシスのごとく、穏やかにたたずんでいます。

博多祇園山笠

某地元CMの「山笠があるけん博多たい!」の台詞のとおり、博多の代名詞の1つです。
700年以上続く、櫛田神社の奉納神事で毎年7月1日から15日間開催されます。7月1日になると市内の14か所に大きな「飾り山」がお目見えし、法被姿の男衆がそれを守るように威勢よく街を闊歩します。山笠の期間中、男衆は本職は二の次です(本当に!)。
我が九州支社のオフィスの窓からも、「千代流(ちよながれ)」の飾り山を見下ろすことができ、この時期だけは何故か、ふんどし姿が日常の光景に違和感なく溶け込んでいます。
15日目、フィナーレの「追い山」のスタートは午前4時59分。一番山の櫛田入り奉納を皮切りに、8つの山が次々に櫛田入りを行い市中へ繰り出します。
TVでも中継されますが、一度見物に行った際には、圧倒的な熱気と迫力に引き込まれ、目が離せませんでした。

福岡市のおすすめグルメ

博多うどんの中でも一番人気「ごぼ天うどん」

博多といえばとんこつラーメン、といきたいところですが、実はラーメンに負けず「うどん」も大変愛されております。一説では博多は「うどん伝来の地」とも云われていて、こしの強い讃岐うどんとは反対に、博多うどんは汁が滲み込んで非常に柔らかいのが特徴です。時間にシビアな商人たちが素早く食べられるようにと、消化の良い柔らかい麺が好まれるようになったそうです。中でも一番の人気は「ごぼ天うどん」。店によってごぼ天は様々で、串切りやささがき、棒状やかき揚げタイプもあり、自分好みのごぼ天を見つけるのも楽しいですよ!(以前、他県(本州)でうどん屋に入って、メニューに「ごぼ天うどん」が無いことにショックを受けました笑)

郷土料理「ごまさば」

福岡を訪れた人が居酒屋に入ってまず注文するもの、それは郷土料理の「ごまさば」。
「これを食べないと福岡に来た意味がない!」という人もいれば、サバを生で美味しく、しかもこんな低価格で食べられるなんて!という声もよく耳にします。スーパーでも手軽に買える私たちは幸せ者かもしれません。特製ダレとたっぷりのゴマ、わさびと薬味でいただくごまさばは、キリリと冷えたビールの最高の恋人です。

最後に、魅力が詰まった福岡で働く社員にインタビュー!

エンジ課のエース! 沖野社員

Q.今までで一番印象に残っていることは?
入社6年目のことですが、あるジョブでお客様に多大なご迷惑をお掛けしてしまいかなり落ち込んだことがありました(思い出すと今でも胃が痛くなります…)。それでもなんとか、色々な方にフォローいただいたこともあり、その後の現地導入まではノントラブルで、お客様には「担当が沖野さんで良かった」と言っていただきました。
失敗はしてしまいましたが、自分なりに真剣に取り組んでいましたので、私の頑張りと汗臭さが伝わっていたのかもしれません。

Q.先輩社員に教えってもらったことで印象に残っていることは?
「常に最悪のケースを想定しておく」です。システムの納入に向けて準備万端のつもりでも、現地納入作業が終わり正常に稼働するまでは不安が付きまといます。打てる手は打つ、できる準備はしておくことで、不安を少しでも和らげています。

Q.プライベートの過ごし方は?
もっぱら娘と遊んでいます。最近は外出を控え、家で無人島生活を送る某ゲームをしています。

Q.これからの意気込みをどうぞ!
入社以来、PAの業務に携わることがほとんどでしたが、昨年、現在の部署へ赴任してからはいろいろなことにチャレンジさせていただいています。日々新しい技術や製品が世の中に出てきていますが、時代に取り残されないよう、好き嫌いせず、まずはやってみようの精神で頑張りたいと思います!

入社2年目のフレッシュ営業マン! 久冨社員

Q.仕事で大切にしていることは?
報連相です。事細かに先輩方へご報告させて頂いてます。

Q.尊敬している社員はいますか?どんなところが尊敬できますか?
皆さん尊敬しています!
先輩方の仕事への姿勢、話術を日々見て真似て自分のモノにしています。

Q.理想のライフスタイルは?
将来は大きな庭のある一戸建てを持ち、大きな犬を飼い週末には家族でBBQを行うような生活を送れるよう日々の業務に取り組みます。

Q.今後実現したいことは?
現在、様々な大学を担当させて頂いております。
そこで、今まで学んでこなかった分野の知識を先生方よりご教授いただき、博識な人間へ成長していきたいです。

FE課 期待の大型新人! 好本社員

Q.普段どんなお仕事をしていますか?
一般計器と水質計器の点検作業をしています。
作業責任者を担当し、準備から報告書の作成をしています。

Q.先輩社員に教えってもらったことで印象に残っていることは?
「効率よく作業する方法」を教えて頂いたことです。
作業スピードが遅いことに悩んでいたのですが、教えて頂いたことを実践すると作業スピードを速くすることができたからです。

Q.理想のライフスタイルは?
仕事とプライベートが充実した生活です。
痩せておしゃれなお店に服を買いに行ける生活です。

Q.誰にも負けない自信のあることは?
牛丼のメガ盛りを食べるのに10分もかかりません!

営業マンを全力サポート! 手嶋社員

Q.普段どんなお仕事をしていますか?
営業担当者のアシスタント業務を行っています。仕事の内容は、商品の受発注や納品請求書の発行、見積作成、お客様からの電話対応などがメインの業務となります。

Q.九州支社の雰囲気はどうですか?
温かい雰囲気だと思います。
困ったことがあっても相談しやすくお互いに助け合える職場です。

Q.社内制度をどのように活用していますか?
未就学児の子供がいるため、育児短時間勤務制度を利用しております。この制度のおかけで仕事と育児を両立することができています。時間が限られている分、より集中して業務に取り組めるようになり、成果を上げようと意識して働くことが自分のプラスになっていると思います。

ご挨拶

長々とお読みいただきありがとうございました。
福岡の魅力、九州支社の活気を感じていただけましたでしょうか。
コロナ渦で、様々な行事が中止となり、不便な生活を余儀なくされていますが、皆で困難を乗り切り、また日常を取り戻し、「当たり前の幸せ」を感じることができる日がくることを願うばかりです。
そのときは是非、福岡へお越し下さい!

執筆:朝枝 史子(九州業務グループ)