入出力間を光ファイバで電気的に完全に絶縁し、高電圧・大電流の環境で安全な測定を可能としたシステムです。
送信側は、電圧/ 電流プローブなどを使用して高電圧環境の波形測定を行うことを目的とした高分解能ユニットで、バッテリで動作するため、コモンモードノイズの影響を軽減した低歪みの測定ができます。
また受信側のから出力される 4ch 分のアナログ波形は、オシロスコープで観測する以外にも様々な解析に利用することが可能です。

入出力間を光で絶縁した測定システムを構築し、高電圧環境での波形測定を高分解能でかつ安全に行う事ができます

測定用途

  • 高電圧環境の測定安全性に貢献
  • 差動プローブの置き換えによる測定品質の向上
  • 耐ノイズ測定に極めて有効
  • 雷サージ、帯電試験などの幅広い用途に対応
  • 遠隔地点の測定(開閉器、輸送機器など)
  • 離れた場所で複数の異常箇所が発生した時の故障要因解析
    (最大 4 台のアイソレーション・ユニットをそれぞれ離れた場所に設置可能)

概要

  • 送信側(SE-6010 アイソレーション・ユニット)は、電圧 / 電流プローブなどを使用して高電圧環境の波形測定を行うことを目的とした高分解能ユニットです。
  • バッテリで動作するため、コモンモードノイズの影響を軽減した低歪みの測定ができます。
  • 測定波形は光ファイバにより受信側(SE-6000 アイソレーション・アンプ)にリアルタイムに転送されます。
  • 送信側と受信側は、光ファイバで電気的に完全に絶縁されているので、高電圧・大電流の環境で安全な測定が可能です。
  • 1 台のアンプ(受信側)に、最大 4 台のユニット(送信側)が接続可能です。また受信側のから出力される 4ch 分のアナログ波形は、オシロスコープで観測する以外にも様々な解析に利用することが可能です。

仕様

  • 高分解能  14bit
  • 広い温度範囲 -15℃~ +50℃(SE-6010)
  • 周波数帯域 30MHz
  • バッテリ 1 or 2 個搭載可能(2 個で 24 時間駆動可能)
  • プローブ : 減衰率の自動検出対応
  • 光ファイバは、3m、10m、50m、200m を選択可能曲げに強いファイバを採用
  • バッテリの残量時間を液晶画面で確認できるので、交換時期を逃しません

構成