2015/11/03 HOTな製品情報 ポリテックジャパン株式会社 構造物の状態監視や動特性検査を手軽に行える リモートセンシング振動計(レーザドップラ振動計) リモートセンシング振動計(RSV-150 長距離レーザドップラ振動計)は、大型の構造物や機械部品、ビルなどの建築物の振動共振周波数や変位測定を遠く離れた場所から敏速かつ容易かつ容易に測定できます。 先進のレーザドップラ干渉計技術により、遠隔から正確な測定位置決めによるレーザ照射ができるため、接触式センサに比べ工 数の削減が可能です。 遠く離れた大型構造物の振動も、遠距離から高感度に測定RSV-150 長距離レーザドップラ振動計特徴 広範囲: 最長 300m (測定表面の反射状態による) の測定距離を実現し、爆発の危険や高圧電流など立入作業が危険な箇所でも測定が可能 μm 分解能: 微小な変位も検出可能 ミリ Hz 分解能で 0Hz も検出: 土木構造物の低周波数応答および変位を測定 DC ~ 2MHz の広周波数帯域: ギアボックスなどの状態監視も可能 クラス 2 レーザ: レーザの安全な取り扱いに関する制約なしで仕様可能 同軸ビデオカメラ: 目視によるフル制御と簡単な照準調整を実現 セットアップと操作が容易: センサの配線や測定点の表面処理が不要 ほぼあらゆる表面に対応: オイルなどの付着物や汚れがある表面、土木工事現場などの土やほこりで覆われた表面でも拭き取りせずに測定可能 測定点の温度に非依存: 溶鉱炉やパイプなどの高温表面でも離れた場所から測定可能 応用事例土木技術橋梁などの土木建築物の振動監視が必要なとき、RSV-150 は、共振周波数や振幅の測定、非破壊振動検査に最適な、費用対効果に優れた測定システムとして利用できます。 その長距離・高感度センシング機能により、橋脚などにあらかじめ定義した負荷を掛けた場合の、微小な変位を遠距離から捉えます。 状態監視構造物の状態監視を行うとき、測定するポイントに手が届くかどうかによって、予測されるメンテンナンス費用がかさむ場合があります。RSV-150 は、今まで接触式センサで行われていた状態監視やトラブルシューティングを広く代替する手段としてご利用いただけます。 RSV-150 は、接触式センサと同じ精度で、離れたポイントの振動も容易に検出します。 測定原理非接触で物体の振動を感知するレーザドップラ振動計は、どのようなしくみで測定できるのでしょうか?非接触で振動を測定するメリットは何でしょうか? 測定方法や操作は? このビデオでは、レーザドップラ振動計の測定原理や特長を分かりやすく説明します。 レーザドップラ振動計内部の干渉計基本モデル https://www.shinkawa.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/vol007_no11_pic02_11.mp4レーザドップラ振動計の測定原理・特徴 (約5分13秒)測定原理概説レーザビームが振動している測定対象物に照射されると、ドップラ効果により周波数が変調されます。変調されたビームは反射・散乱し、一部がレンズによって収集されます。センサ内部の干渉計は、この変調成分を検出し、高周波の電気信号に変換し、コントローラでこの電気信号を測定対象物の速度または変位のいずれかを表す電圧として復調します。 テクニカルデータRSV-I-150 センサヘッド RSV-150 のセンサヘッドは、長距離からの高精度な測定を実現させるために高い光学感度を持っていますが、センサ稼働状態であってもレーザ安全クラス 2 の非常に安全で扱いやすいレーザを採用しています。さらに、屋外での使用を想定し、センサヘッド筺体は防塵・防霧仕様の IP63 を取得したユーザライクな設計になっています。 レンズは、測定距離の短いタイプと長いタイプの 2 種類から選択できます。また、たとえば屋外ではなく屋内の研究室レベルで研究されるようなテクニカルで受光が得られにくい生体表面等の計測には、オプションのクローズアップレンズを組み合わせることによって、高い光学感度と優れた S/N 比での計測が可能です。 一般的仕様 RSV-I-150 センサヘッド ショート レンジ レンズ※1 ロング レンジ レンズ※1 光学系 マニュアル フォーカス 最小 測定距離 1m 最大 測定距離 5m マニュアル フォーカス 最小 測定距離 5m 最大 測定距離※2 >300m 空間分解能 レーザスポット径 135µm @1m, 焦点深度 9mm @1m レーザスポット径 7.5mm @ 100m, 焦点深度 28.7m @100m レーザ ・照準用レーザ: 波長 532nm (緑色), 出力電力 <1mW ・測定用レーザ: 波長 1550nm, 出力電力 10mW 測定中いずれのレーザもレーザ安全クラス 2 カメラ PAL CCD カラーカメラ, 765 x 582 ピクセル 外形寸法 L x W x H 402mm x 165mm x 145mm (レンズ部を含む) 動作温度 +5 °C ~ +40 °C (41 °F ~ 104 °F) 重量 約 8kg (ベースプレートを取り付ける場合約 9.8kg) 保護等級 IP63 (防塵・防霧仕様) ※1 光学系はユーザが交換することはできません ※2 測定対象物の反射率と振動振幅量による RSV-E-150-M コントローラ RSV-150 のコントローラは、最新の高精度デジタルデコーダを搭載しており、アプリケーションに応じて測定周波数帯域の異なる 2 モデルを用意しています。 RSV-E-150-B は、主に橋梁などの大型構造物の構造解析や状態監視などを目的に、比較的低い周波数の振動振幅を正確に測定できるよう、測定周波数帯域はDCから最大 25kHz で設計されています。 一方 RSV-E-150-M は、たとえば超音波非破壊検査における “非接触探触子” として応用できるように、微小で高速な高周波振動を高精度に検出できるように設計されており、その測定周波数帯域は DC から 2MHz です。 コントローラ RSV-E-150-B RSV-E-150-M 速度出力 デジタル速度デコーダ (レンジ 8 種) 最大フルスケール値 (0-p) 1m/s BNC コネクタによる アナログ出力 ±10V デジタル速度デコーダ (レンジ 8 種) 最大フルスケール値 (0-p) 24.5m/s BNC コネクタによる アナログ出力 ±10V 変位出力 デジタル変位デコーダ(レンジ 16 種) 最大フルスケール値 (p-p) 2m BNC コネクタによる アナログ出力 ±10V デジタル変位デコーダ(レンジ 16 種) 最大フルスケール値 (p-p) 245mm BNC コネクタによる アナログ出力 ±10V 分解能※3 速度: <0.5µm/s/√Hz 変位: 0.3nm 速度: < 5µm/s/√Hz 変位: 0.38nm 測定周波数帯域 0Hz ~ 25kHz (測定レンジにより異なる) 0Hz ~ 2MHz (測定レンジにより異なる) ハイパスフィルタ 100Hz, 10Hz (暗振動をカット) 100Hz, 10Hz (暗振動をカット) ローパスフィルタ 1kHz, 5kHz 1kHz, 10kHz, 100kHz ※3 5m の測定距離において 3M スコッチライト™テープ(再帰反射フィルム)上で 1H のスペクトル分解能で測定された信号対雑音比(S/N 比)が 0dB になる信号振幅(実効値)を分解能として定義した。ここで定義される分解能は周波数に依存し、10Hz 以上の周波数において指定 アクセサリとオプション 照準調整 A-VIS-SCOP1 スコープ(ズームレンズ付き):3 倍ズームによりさらに広範囲な視野を確保し、 ケーブル斜張橋のケーブルなどへの照準合わせも容易 モニタ A-MON-TFT3 3.5 インチモニタ(三脚に装着) この記事に関するお問い合わせはこちら 問い合わせする ポリテックジャパン株式会社のHOTな製品情報 2017/09/05 HOTな製品情報 耐環境性を強化、 わずかな違いも検出できるレーザドップラ振動計 2016/12/06 HOTな製品情報 広範かつ深く複数の段差を持つ面も 高速に非接触計測する革新的な高精度表面形状測定装置 2016/08/02 HOTな製品情報 光学感度の向上とともに 測定距離、測定範囲が拡張した超高感度スキャニング振動計 2016/05/11 HOTな製品情報 さまざまな事例に 柔軟に対応できるコンパクトレーザドップラ振動計 2015/11/03 HOTな製品情報 構造物の状態監視や動特性検査を手軽に行える リモートセンシング振動計(レーザドップラ振動計) 足立 正二安藤 真安藤 繁青木 徹藤嶋 正彦古川 怜後藤 一宏濱﨑 利彦早川 美由紀堀田 智哉生田 幸士大西 公平䕃山 晶久神吉 博金子 成彦川﨑 和寛北原 美麗小林 正生久保田 信熊谷 卓牧 昌次郎万代 栄一郎増本 健松下 修己松浦 謙一郎光藤 昭男水野 勉森本 吉春長井 昭二中村 昌允西田 麻美西村 昌浩小畑 きいち小川 貴弘岡田 圭一岡本 浩和大西 徹弥大佐古 伊知郎斉藤 好晴坂井 孝博櫻井 栄男島本 治白井 泰史園井 健二宋 欣光Steven D. Glaser杉田 美保子田畑 和文タック 川本竹内 三保子瀧本 孝治田中 正人内海 政春上島 敬人山田 明山田 一米山 猛吉田 健司結城 宏信 2025年5月2025年4月2025年3月2025年2月2025年1月2024年12月2024年11月2024年10月2024年9月2024年8月2024年7月2024年6月2024年5月2024年4月2024年3月2024年2月2024年1月2023年12月2023年11月2023年10月2023年9月2023年8月2023年7月2023年6月2023年5月2023年4月2023年3月2023年2月2023年1月2022年12月2022年11月2022年10月2022年9月2022年8月2022年7月2022年6月2022年5月2022年4月2022年3月2022年2月2022年1月2021年12月2021年11月2021年10月2021年9月2021年8月2021年7月2021年6月2021年5月2021年4月2021年3月2021年2月2021年1月2020年12月2020年11月2020年10月2020年9月2020年8月2020年7月2020年6月2020年5月2020年4月2020年3月2020年2月2020年1月2019年12月2019年11月2019年10月2019年9月2019年8月2019年7月2019年6月2019年5月2019年4月2019年3月2019年2月2019年1月2018年12月2018年11月2018年10月2018年9月2018年8月2018年7月2018年6月2018年5月2018年4月2018年3月2018年2月2018年1月2017年12月2017年11月2017年10月2017年9月2017年8月2017年7月2017年6月2017年5月2017年4月2017年3月2017年2月2017年1月2016年12月2016年11月2016年10月2016年9月2016年8月2016年7月2016年6月2016年5月2016年4月2016年3月2016年2月2016年1月2015年12月2015年11月2015年10月2015年9月2015年8月2015年7月2015年6月2015年5月2015年4月2015年3月2015年2月2015年1月2014年12月2014年11月2014年10月2014年9月2014年8月2014年7月2014年6月2014年5月2014年4月2014年3月2014年2月2014年1月2013年12月2013年11月2013年10月2013年9月2013年8月2013年7月2013年6月2013年5月2013年4月2013年3月2013年2月2013年1月2012年12月2012年11月2012年10月2012年9月2012年8月2012年7月2012年6月2012年5月2012年4月2012年3月2012年2月2012年1月2011年12月2011年11月2011年10月2011年9月2011年8月2011年7月2011年6月2011年5月2011年4月2011年3月2011年2月2011年1月2010年12月2010年11月2010年10月2010年9月2010年8月2010年7月2010年6月2010年5月2010年4月2010年3月2010年2月2010年1月2009年12月