ビルや工場の電気設備は、保守管理のため定期的に絶縁管理を行います。万が一漏電が起きた場合は、設備の誤動作や感電などに繋がるため、すみやかに漏電箇所を特定しなければいけません。電気が社会的に重要なインフラとなっている今、電気を止めることなくメンテナンスを行うことへのニーズが一層高まっています。

リーククランプメータは、電気を止めることなく配線をはさむだけの簡単操作で電流が測れる測定器です。しかし、今までのクランプメータは測定したデータは作業現場で紙に手書きで記録することが一般的で、データと漏電現場の照合に手間取ったり、いつ発生するかわからない漏電(間欠漏電)の探査には記録計など他の測定器を準備する必要があり、手軽に測定できませんでした。

そこで、この度開発された、効率的にそして高精度な測定で漏電探査を行えるCM4002、CM4003 をご紹介します。

特長

  • ワイヤレス化に対応! スマホやタブレットに測定値を転送 (オプション:ワイヤレスアダプタ Z3210 装着時)
  • 新設計のセンサで微小な漏れ電流を正確に検出(直径 φ40 mmまで)
  • 漏れ電流から負荷電流までワイドに測定 0,060mA~200.0A まで確度保証
  • リーククランプの国際規格 IEC/EN 61557-13 の性能基準に準拠
  • コンパレータ機能で探査時間を短縮

機能概要

間欠漏電の探査に「イベント記録機能」 

内部メモリーにイベント情報(時刻と電流値)を記録し、タブレットやスマートフォンでデータを回収して漏電の有無を確認できます。

定常漏電の探査に「写真図面機能」

測定場所の写真と測定値をセットで記録し、素早く確実に探査漏電個所を特定できます。

ワイヤレスアダプタ【Z3210】のご紹介

簡単な接続でHIOKI対応測定器をワイヤレス化し、測定値をダブレットやスマートフォンに転送することが可能です。