太陽電池モジュールは、影や異物の影響により発電量が変化します。このような変化は、汎用テスタでは測定できず、不具合を見落とす原因にもなります。本器を使用して正確にI-V カーブを測定し、太陽電池モジュール本来の特性と比較することで故障や劣化を早期に発見できます。
取り付け時の初期不良の発見や最終チェック、定期点検時の太陽電池のモジュール劣化や配線の接続不良の発見、太陽電池モジュールの異常なストリングの発見とあらゆるシーンで活用いただけます。

特長

配線が少ない

  • 日射センサ(Z2004)と温度計(LR8515)はBluetooth®通信のため、FT4300への配線が不要
  • 接続ケーブルをFT4300につなぐだけ

素早い測定

  • 1.0 s以下で測定完了(グラフ表示も含む、再測定動作は除く)
  • 測定対象に接続後、0.1 s以内に自動で測定開始

確実

  • 測定異常時は、自動で再測定(3回まで測定し、最後のデータを保存)
  • エラー発生時は、画面表示とブザーでお知らせ

安全

  • 最大定格以上の電圧が入力されると、自動で測定が停止される
  • 本体の内部温度を監視し、異常時は自動で測定が停止される

タブレットで簡単操作、カラー表示

  • Bluetooth®通信により遠隔操作ができる
  • 複数のデータを重ね描きできる
  • 同じ接続箱のデータや過去データとの比較が簡単

判定アシスト機能

  • 異常データを赤色で表示
  • 異常の原因を予測し対策をアドバイス
  • 日射量不足の場合や、測定値が登録モジュールの理想のFF値に満たない場合にメッセージでお知らせ(しきい値を設定可能)

PCアプリケーションソフト Report for FT4300(Excel®用マクロ)で簡単解析

  • USBケーブルでタブレットをPCにつなげば、PCにデータを転送して閲覧できる
  • 測定データの帳票を簡単に作成できる

用途・アプリケーション例

測定結果を無線でタブレットに送信

測定結果をタブレットに表示するため、各特性グラフを詳細に確認できます。
また、測定器本体と表示部が分離しているため、読み取りがスムーズです。
日射量、パネル温度も無線で送信されリアルタイムで補正が可能です。

最大20ストリング重ね書き表示、比較確認可能

各ストリングの測定結果を比較できます。
そのため、異常のあるストリングの発見を容易に行う事が出来ます。