PW8001は、高確度、広帯域、高安定な測定が求められる電力測定器において、基本性能や高度な解析性能など、すべての領域において技術とこだわりを尽くしたフラッグシップモデルとなります。
最大8チャネルの高速電力解析を実現する「新世代デジタルプラットフォーム」や、電流センサーの性能を最大限に引き出す「新・電流センサーインターフェイス」を搭載し、計測性能を大幅に向上しました。

特長

  • 電力変換効率を正確に評価する世界最高クラスの測定確度
    基本確度±0.03%, DC 確度±0.05%, 50kHz 確度±0.2%
  • 高速スイッチングによる電力変動を正確に捕捉 サンプリング18-bit, ノイズ耐性(CMRR)110dB/100kHz
  • 2種類の入力ユニットで最適な計測システムを構築
  • 1台で最大8chの電力測定
  • 電流センサーの位相特性を自動で補正
  • 4つのモーターを同時に解析 (オプション)
  • 測定データをCANネットワークに統合 (オプション)
  • 高電圧化する直流ラインを安全に評価

用途・アプリケーション例

リアクトルで発生する電力損失の解析

電力変換効率の改善において、リアクトルの電力損失の把握が重要です。リアクトルは低損失であるほど力率が低下し、正確な測定が難しくなります。PW8001の優れた高周波特性・耐ノイズ性能は、高周波で低力率なリアクトルの電力損失解析に大変有効です。

EVのデュアルインバータ評価に

デュアルインバータシステムの効率評価にも8chの電力測定が有効です。

測定データをCANネットワークに統合

測定値をCAN・CAN FDで出力することができるため、各社CAN解析システムに統合することが可能です。

豊富なセンサラインナップ

先端分野での開発評価から、系統電源の品質管理まで、各シーンで要求される電機計測に対応した電流センサ、電流プローブと組み合わせて高精度な測定が可能です。