新川電機は2027年に創業100周年を迎えます。これまで歩んでこられたのも、地域の皆様の支えあってこそです。

全国に広がる拠点では、それぞれの地域で様々な取り組みを行っています。
「シンカワJourney」と題して、各拠点の歴史や活動を旅するような気持ちでご紹介していきます。
当社をより身近に感じていただけると幸いです。

今回訪れるのは、2003年に開設された分析カスタマセンターです !

福岡県福岡市博多区の歴史

分析カスタマセンターは福岡市博多区博多駅南に位置し、博多駅から徒歩約10分の好立地にあります。
福岡市はアジアとの交通の要衝であると同時に、歴史的な名所、近代的なショッピングスポット、屋台文化、そして豊かな自然が共存する多様な魅力を持つ都市です。
福岡と聞いて最初にイメージするのは『食』の都ではないでしょうか ?
もつ鍋・明太子・豚骨ラーメン・ぐるぐる鶏皮・ごぼう天うどん・明太フランスパン・水炊き・鉄なべ餃子・ごまさば・イカ刺し・あまおう (苺) などなどご当地グルメが多いです。

インフラ面では空港が街中にあり、博多駅から空港まで地下鉄で6分と、とても便利です。国際線のラインナップも多く、大抵の主要都市には直行で行けます。韓国へは高速船で約3時間です。
毎年、転勤したい地方都市の上位にランクインするのも納得の魅力的な街です。近年は天神ビックバンという都市開発が進み、都市部である天神エリアの機能性が高まり住み易さが増しております。

科学機器営業部 分析カスタマセンターのあゆみ

2003年に分析ビジネスの一貫として「分析カスタマセンター」が開設されました。博多駅から徒歩約10分の好立地な場所にあり、アジレント・テクノロジー社の認定ラボとして、トレーニング会場、装置見学、サンプルテストの場として多くのお客様に来社いただいています。装置は常に最新機種を設置し、お客様だけでなく社内教育にも役割を果たしています。
また最近では、少人数制のワークショップの開催、Webセミナーのライブ配信、YouTube撮影の場所として新たな価値を生み出し続けています。

お客様のトレーニング

Webセミナー配信

社内教育

働く社員をご紹介 ! 社員インタビュー

【営業】新川No.1高身長の営業マン ! ? H社員

Q.仕事でやりがいを感じる瞬間について教えてください。
大型装置が受注になったときはやはり嬉しくて、営業をやってて良かったなとやりがいを感じます。

Q.失敗談があれば教えてください。
装置点検の時に部品が届いていなかったことがありました。
業者が必要部品を持って駆けつけてくれたため事なきを得ましたがそれ以降、確認を怠らないようにしています。

Q.特技・趣味を教えてください。
趣味はスポーツ観戦です。
小学校4年生から続けているバスケットボールは見るのもプレーするのも一番好きです。

Q.生まれも育ちも福岡のHさんが思う福岡の良いところを教えてください。
月並みですがご飯がおいしいところです。

【業務】明るさでは誰にも負けません ! M社員

Q.仕事に取り組むうえで心がけていることは何ですか ?
時短勤務なのと子供の体調不良でいつ園から呼び出しがかかるか分からないので、集中して早め早めに仕事に取り掛かるようにしています。

Q.仕事とプライベートの両立で大変なことは何ですか ?
やっぱり子供の体調不良での急なお休みが一番大変です。
在宅勤務や時間休などの制度があるので助かってます。

Q.リフレッシュ方法を教えてください。
公園で子供と走り回ることでリフレッシュしています。
お迎えの後なのになぜ子供たちはそんなに元気なのか ?
早く帰りたい…そんな気持ちを押さえつつも負けじと走り回ります。
でも一番は通勤中の一人時間で気持ちを切り替えることがリフレッシュになっているような気がします。

【CS】入社半年の期待のエンジニア ! N社員

Q.入社半年ですがどのような仕事をしていますか ?
OJTで現場に連れて行ってもらって、装置の点検や据付作業を教えてもらっています。
科学機器営業部はエンジニアによるセミナー企画があるため、資料の作成や動画作成、発表練習を頑張り、11月のメンテナンスセミナーで講師デビューしました。

Q.分析カスタマセンターの雰囲気はいかがですか ?
少人数で和やかな雰囲気だと思います。

Q.座右の銘を教えてください。
終わりよければすべて良し

Q.休日はどのように過ごしていますか ?
夏は家族でプールにいったり、普段は公園で子供と遊んだりしています。

福岡県のオススメスポット・グルメ

海の中道海浜公園

桜の名所は多いですが、福岡市は「桜」と「ネモフィラ」の競演が有名です。ネモフィラは「ベイビーブルーアイズ」とも呼ばれ、春に約100万株が咲き誇ります。
見頃は例年4月頃で、この時期は桜も咲いているため、青いネモフィラと淡いピンクの桜が同時に楽しめます。 パステルブルーの絨毯のようなネモフィラ畑と、ピンクの桜並木のコントラストはとても幻想的で、人気スポットです。

海の中道海浜公園には、季節の花、動物とのふれあい、アスレチック、プール、バーベキューなど多様な施設があり一年を通して一日中楽しめます。
車で5分の距離に水族館もあるため、福岡市にお越しの際は行ってみて下さい。

ベーカリー

実は福岡市はベーカリーの激戦区でもあります。名だたる名店がありますが、今回は「ベーカリー」と「スイーツ」の二刀流を極めた超有名店をご紹介します。

この店は、具材があふれんばかりのボリューム感と、独創的でアートのようなパンが魅力で、連日大行列ができる超人気店です。

またコロナ禍の巣ごもり需要と、SNS映えで大流行した「マリトッツォ」や、東京でも大流行している、新触感の「ドーナツ」は、実は福岡市のこのお店から誕生しました。

そんな超人気店の姉妹店が、分析カスタマセンターから徒歩5分内にオープンし、早朝より長蛇の列となっています。
福岡市にお越しの際はぜひ行ってみて下さい。

オススメカルチャー

博多祇園山笠 ~博多の魂が動く夏の祭り~

飾り山笠

福岡市博多区で毎年7月1日〜15日に開催される伝統行事です。700年以上の歴史を誇り、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
福岡市博多区は、豊臣秀吉が1587年に博多を復興させた際に行った「太閤町割り」という都市整備事業で博多の町が東西に分割されており、その区画は「(ながれ)」と呼ばれています。この「流」が、山笠のグループ単位となり、現在の「七つの流」となりました。
※東流、中洲流、西流、千代流、恵比須流、土居流、大黒流

1. 行事の日程・詳細

7月1日 飾り山笠公開 10 mを超える飾り山が博多の町に13ケ所立ち並びます。
7月9日 汐井(しおい)取り ()き手が筥崎宮(はこざきぐう)へ走って清めの砂を持ち帰る神事です。
7月10日 流舁き 各町内 (流) を山笠を担いで走ります。山笠担いで走ることを、山を舁くと言います。
7月11日 朝山 「祝儀山」とも呼ばれ、功労者や子供達が山笠に乗ります。
他流舁き 他の町内 (流) へ山笠を舁いて行く日。
7月12日 集団山見せ 博多から福岡へ山笠を見せに行く日。
7月13日 追い山馴らし リハーサル。
7月14日 流舁き しない流れも有ります。
7月15日 追い山 本番。

2. 種類

  • 飾り山笠 13ケ所
  • 舁き山笠 7台

3. 見所

祭りの期間は長いですが、参加者は以下の4つの基準で競っています。

1 追い山馴らし 櫛田入りタイム 約30~40秒
2 追い山馴らし 全コースタイム 約25分前後
3 追い山 櫛田入りタイム 約30~40秒
4 追い山 全コースタイム 約30分前後

※櫛田神社に山笠を奉納し境内を駆け抜けること

各流れがそれぞれで1番になることを目指し、本気で作戦を練り、各自が限界まで走ります。
因みに上記の1つで1番になることを、「一本取る」と言い、前夜の決起集会 (直会(なおらい)) では、年齢・社会的地位関係なく、一人の人間として1番になるために自分は何をするかを真剣に考え、議論し、飲み明かし、皿洗いする光景は、大人が本気でやる部活のようです。因みに私のバディは中・高校生達です。 (10代と競って走るのはきついです…)

見所ポイント1:7月13日 追い山馴らし 「本番さながらの迫力を間近で体感できる」

本番コースの少し短い4 kmまで走ります。観光客には一番見やすく人気の日です。本番の追い山は早朝4時59分スタートの為、見に行きづらく、早朝なのに信じられないほどの混雑で、場所取りやトイレにも困る課題があります。
一方、追い山馴らしは15時59分開始で観覧ハードルが低く、混雑も本番よりは少ないので初めての方にはお勧めです。
コースは本番より少し短いですが、走りのスピード・かけ声・舁き手の気迫は本番と同じレベルで、「本気の山笠」を体感できます。本番を2日後に控え、福岡の街全体が熱気に包まれるタイミングで、各TV局も実況中継しています。芸能人も多く来ていますので、間近で見れるかも ?

一言でまとめると、「本番の迫力 × 見やすさ × 終わった後の観光」が融合した魅力満載の行事です。

舁き山笠 (乗っているのが執筆者です)

見所ポイント2:7月15日 追い山「博多の街が震える“極限の迫力”」

追い山は7月15日早朝4:59スタートです。まだ夜が明けきらない時間、沿道には数万人の観客が集まり、拍手や歓声が飛び交います。
その中でもスタート時の「櫛田入り」の神聖さと緊張感は異次元です。
数万人いるにも関わらず、スタートを告げる「5秒前 ! ! 」のアナウンスが流れると、無音になります。その後、「4・3・2・1」と舁き手の静かなカウントダウンの声が聞こえたかと思うと、「ヤァー」の爆発的なかけ声とともに山笠が走り始めます。
この「静から動へ」と切り替わる瞬間は、その場にいる人にしか伝わらない迫力があります。

櫛田入りのタイムは各流れの誇りで、博多っ子たちの魂が宿っています。櫛田入りが終わると、舁き手は疲労困憊です。
そこで間髪入れず舁き手が入れ替わり、早朝の博多の街に山笠が飛び出します。約5 kmのコースを各流が 1秒を争って全力で駆け抜けていきますが、舁き手の体力・技術・連携、そして絆がそのまま結果に現れる、ガチの勝負としての魅力があります。
早朝の博多の街の静寂を破る太鼓の音、舁き手のかけ声、(きお)い水 (舁き山笠の速度を上げる為に、沿道のいたる所から豪快にかけられる水) 、そこに約1トンの舁き山が全力疾走する光景は、体の芯まで響く迫力です。

道路ぎりぎりを走り抜ける山笠のスピードと舁き手の覇気を1メートル以内で感じる体験は、エネルギーの爆発を連想させ、見た人に忘れられない衝撃を与えます。
舁き手、子ども、女性、町内の人々、関係者…一年を通して準備してきた思いがこの追い山に集まります。

また、山笠の魅力を伝えるうえで欠かせないのが、山笠を支える女性たち (ごりょうさん) です。
食事や衣装の準備だけでなく、不在時の家庭を守ってくれるとても大切な存在です。ついつい祭りに直接参加している舁き手に目が行きがちですが、舁き手たちは、ごりょうさんや、祭りを支えてくれる地域の人達に対し、とても感謝しており、感謝を言葉にし、礼儀正しい所が山笠のもう一つの魅力です。

一言でまとめると、追い山は、「神聖・迫力・スピード・絆」すべてが一つに凝縮された、博多祇園山笠の絶対的ハイライトです。

執筆者からのご挨拶

最後までお読みいただきありがとうございました。執筆を担当した伊藤です。

分析カスタマセンターの魅力は伝わりましたでしょうか ?
また福岡市の地元民が紹介するディープスポットは如何でしたでしょうか ?

福岡市に来たことがある方も、来られたことがない方にも魅力が伝わっていると幸いです。
福岡には数多くの名所・名物・文化があります。
今回紹介したもの以外にも、皆様のオススメがありましたらぜひ教えて下さい。

これからも新川電機は地域に密着し、地元の皆様の発展をお手伝いし続けていきたいと思います。

分析カスタマセンターの旅はいかがでしたか ?
次回は広島本社を旅します。お楽しみに !