圧倒的な高精細(640×512 画素)・高感度(温度分解能 0.02℃ 以下 at 30℃)のハイエンドモデル赤外線サーモグラフィカメラです。
短波長計測(2~5μm)と各種専用フィルタ(オプション)による拡張性や多彩な計測・解析機能が優れています。今号では、製品概要と「微小な電子部品の温度計測事例」を紹介します。

640×512画素 冷却型赤外線検出素子『InSb(インジウムアンチモン)』搭載!

<計測事例 1 > 微小な電子部品の温度計測

サーモグラフィカメラを使えば、熱電対では測定できない微小な電子部品の温度計測が行えます。

  • 熱電対が取り付けられないような微小な部品でも、非接触で温度測定が可能です
  • 画面内の任意のポイント上の温度をリアルタイムに表示し、オンラインでPCに記録することが可能です
  • ソフトウェアで各部品の温度上昇を時系列グラフ化し、エクセルデータに出力することが可能です
  • 画面中の最高温度の位置を示したり、等温帯表示で高温箇所のみを分かりやすく表示したりすることが可能です

微小物の測定では、、空間分解能が足りないと正しい温度計測ができません。

サーモグラフィの測定温度値は、1画素の中の平均温度です。つまり、1画素よりも小さな物体の温度は正しく測定できません。もし、1画素よりも小さな高温箇所が存在しても、1画素内の平均温度として丸められてしまいます。従って、微小物の温度測定には適切なレンズの選択が必要となります。

赤外線サーモグラフィカメラ InfReC H8000:概要

冷却型赤外線検出素子による圧倒的な高性能!

  • 超高感度  温度分解能 0.02℃以下 at 30℃
  • 超高精細  640×512画素
  • 超高速度  シャッター速度 最速0.3msec ※1
  • 微小計測  最小空間分解能 7.5μm ※2

短波長計測と各種専用フィルタ(オプション)による拡張性

  • 測定波長 2~5μm
  • 電動切替フィルターホイール搭載
  • 高温フィルタ(~2000℃)
  • 火炎除去/火炎測定フィルタ
  • ガラス透過/ガラス測定フィルタ
  • 樹脂測定フィルタ

測定シーンを広げる多彩なオプションレンズ

  • 2倍視野拡大レンズ
  • 2倍望遠レンズ
  • 15μm 顕微鏡レンズ
  • 7.5μm 顕微鏡レンズ(15μmレンズと併用)

超高感度

温度分解能 0.02℃

超高速度

シャッター速度0.3msec ※1

超高精度

最小空間分解能 7.5μm ※2

短波長計測

測定波長 2~5μm

各種専用フィルタ

ガラス透過/ガラス測定、火炎除去/火炎測定、樹脂測定 等 ※3

※1 シャッター速度は温度レンジによって変わります
※2 オプションレンズ使用時
※3 オプション

赤外線サーモグラフィカメラ InfReC H8000:機能

リアルタイム計測

各種解析機能 : ヒストグラム

各種解析機能 : ラインプロファイル

各種解析機能 : エリア内温度(最高/最低/平均)トレンド

各種解析機能 : ラインプロファイルトレンド

各種解析機能 : 3D 表示

各種解析機能 : word による任意のテンプレートでのレポート作成

ダウンロード

アプリケーションシート

InfReC (インフレック)

「InfReC (インフレック)」は「Infrared Camera」(赤外線カメラの意味)を略した造語であり、「赤外線(Infrared)の情報(Information)を記録する装置(Recorder)」と言う意味を併せ持ちます。