多数のセンサ信号を広範囲に収集するシステム構築用の 920MHz 帯無線ワイヤレスモニタリングシステムです。
920MHz 帯無線のプロトコルには Modbus-RTU(RS-485)を採用しており、一般的なコントローラ(パソコンや PLC)をマスタにした低コストなシステムを容易に構築できます。920MHz 帯無線通信モジュールとしては沖電気工業株式会社製品を採用しており、同社の 920MHz 帯マルチホップ無線ユニット「SmartHop®」と接続できます。

現場に点在する多数のセンサ信号を広範囲に収集しモニタリングするシステムの構築用として、920MHz帯無線に対応した機器を順次発売

システム構成図

エム・システム技研のロガーユニットであるデータマル®(形式:DL8)やタブレットレコーダ®(形式:TR30)と組合せることで、920MHz 帯無線を用いた配線不要のワイヤレスモニタリングシステムが簡単に構築できます。また、920MHz 帯無線のプロトコルには Modbus-RTU(RS-485)を採用しており、一般的なコントローラ(パソコンや PLC)をマスタにしたシステムを容易に構築できます。
920MHz 帯無線通信モジュールとしては沖電気工業株式会社製品を採用しており、同社の 920MHz 帯マルチホップ無線ユニット「SmartHop®」と接続できます。
※「SmartHop」 は沖電気工業株式会社の登録商標です。

現場のニーズに対応した、ワイヤレスで低コストなモニタリングシステムを実現します。

用途

【エネルギー】

オフィスビルや工場、商業施設の電力、水道、ガスといったユーティリティの見える化や、空調、照明機器の稼働状況の見える化に

【社会インフラ】

河川やダムの水位の遠隔監視、老朽化した橋やトンネルなどのインフラの遠隔監視に

【製造業】

生産設備などの稼働状況監視や使用履歴の収集に

【農業ICT】

温度・湿度・肥料濃度などの環境データの一元管理に

920MHz帯無線への対応

現場に点在する多数のセンサ信号を広範囲に収集してモニタリングするシステムの構築用として、920MHz帯無線に対応した機器を順次発売
920MHz 帯無線の親局用として、無線 LAN アクセスポイント「マルチポートゲートウェイ(形式:IB10W2)」をリリースします。マルチポートゲートウェイは 920MHz 帯無線、無線 LAN、Ethernetの3 ポートゲートウェイになっています。また、設置環境としては、屋外設置を前提として防塵・防滴性 IP67 を実現しています。
子局には、入出力の種類が豊富な多チャネル組合せ自由形リモート I/O R3 シリーズ(無線通信カード形式:R3-NW1、R3-NMW1)に対応し、現場の様々なセンサ信号に対応しています。

920MHz帯無線とは

920MHz 帯無線は 2012 年 7 月に法制化された新しい無線カテゴリであり、無線 LAN2.4GHz 帯や特定小電力無線 430MHz 帯に比べ、安定した通信品質と高い電波到達を実現します。
また、免許登録が不要であり電気通信事業者に支払う通信費は無料のため、コスト面でも優れています。

マルチホップ無線とは

マルチホップ無線とは、複数の無線通信装置を経由して、バケツリレーのようにデータを伝送する方法で構築したネットワークです。1 台の親局で 100 台の子局を収容できるため、広いエリアの無線ネットワークをローコストで構築できます。また、自動的に経路を選択して通信を行うため、障害に強く信頼性に優れています。