フルハイビジョン内視鏡(HNL-6.0HDCシリーズ)は、200 万画素(縦 1080 画素、横 1920 画素)の CMOS イメージセンサを搭載した世界最細かつ最多画素の工業用内視鏡です。従来の内視鏡は細さを実現するために、画素を犠牲にしたサイズの小さいセンサを採用していました。そのため撮影した画像を印刷したり、拡大したりすると画が粗くなるという課題がありました。

ハイビジョン内視鏡では従来の内視鏡の約 12 倍(当社比)の画素があるため、拡大・印刷しても画像の粗さが気になりません。さらに各種広角レンズを採用しているので大画面に映しながら被写体全体を細部まで観察することも可能です。また動画を撮影(オプション機能)し、あとで細部を拡大しながら再確認することも可能になります。

HNL-6.0HDCシリーズ

SPIエンジニアリングが提案する『インスタント内視鏡』とは

特徴

  • 内視鏡直径 6.0mm、チューブ長さ 1m
  • カラー CMOS イメージセンサ 200 万画素(1920 × 1080)搭載
  • レンズ画角 2 種(90 度、140 度)
  • 高輝度白色 LED 6 灯搭載(調光可能)
  • アウトプットは専用インターフェース(HKT-DVI)を介し、DVI 出力あるいは USB 出力
  • 90 度横を観察できる側視アタッチメント(オプション)有
  • チューブ形状を保持する形状保持チューブ(オプション)有

レンズ画角の比較

(10mm 方眼を 50mm 離したときの画像)

画角 140 度

画角 90 度

チューブ材質の差異

PE 被覆チューブ

押し込み時の潤滑性に優れたポリエチレンを被覆したチューブです。内視鏡電源ラインとチューブの間にはステンレス製のコイルで仕切られているため、チューブ外からのダメージを受けにくい構造になっています。

形状保持チューブ

チューブの形状が保持できるタイプです。チューブ全体が金属(銅線および SUS 線)で構成され、剛性が高いチューブです。外周はジャバラ形状をしているので、押し込み性は PE 被覆チューブよりも劣ります。

フルハイビジョン内視鏡カメラ仕様

φ6.0mm広角フルハイビジョン内視鏡 φ6.0mm広角フルハイビジョン内視鏡(形状保持) φ6.0mm広角フルハイビジョン内視鏡 φ6.0mm広角フルハイビジョン内視鏡(形状保持)
 型番 HNL-6.0HDC140SQ HNL-6.0HDC90F
 焦点距離 10〜100mm 10〜50mm
 視野角 140度 90度
 先端径 φ6.0mm
 照明 白色LED6灯(調光機能付)
 防水性 防滴
 推奨

使用温度

0~50℃
 センサ 1/6“カラーCMOSセンサ
 画素数 1920 x 1080
 出力 1/6“カラーCMOSセンサ
 有効長 1m(5mまで延長可能) 1m(延長不可) 1m(5mまで延長可能) 1m(延長不可)
 チューブ  –  H(形状保持仕様)  –  H(形状保持仕様)
被覆:低密度PE
内部:SUSコイル
銅製(1部SUS)
形状保持チューブ
被覆:低密度PE
内部:SUSコイル
銅製(1部SUS)
形状保持チューブ
 オプション USB/DVIインターフェイス:HKT-DVI
22型フルハイビジョンテレビ(シャープ製)
10.8インチタブレットPC(Dell製)
ビューアーソフト:AMCap
側視アタッチメント:HNL-6.0SDV
ストレートアタッチメント:HNL-6.0STV
専用ケース