本質安全防爆構造を構成する際に必要となる、安全保持部品です。
現場へ供給されるエネルギーを制限し、ループの断線または短絡時でも着火に至る火花が発生しないレベルに抑えます。

特徴

構造が簡単なツェナーバリアと、絶縁トランスによって本安接地を不要にした絶縁バリアがあります。
絶縁型の製品は形状により、KシステムとHシステムの2種類が用意されています。
Kシステムの製品は、多くのモデルで日本国内の防爆認証を取得しています。

構成要件

本安フィールド機器と本安バリア、それぞれの本安パラメータを比較して、以下の条件を満たしている必要があります。

フィールド機器の最大電圧 Ui ≧ バリアの最大出力電圧 Uo
フィールド機器の最大電流 Ii ≧ バリアの最大出力電流 Io
フィールド機器の最大電力 Pi ≧ バリアの最大出力電力 Po

施工においては、さらにケーブルパラメータを考慮する必要があります。
詳しくはお問い合わせ下さい。

絶縁型バリア(Kシステム)代表的なモデル

  • KFD2-STC4-Ex1 … 伝送器用
  • KCD2-SCD-Ex1 … バルブポジショナ用
  • KFD2-SR2-Ex1.W.LB … 近接センサおよびマイクロスイッチ用
  • KFD0-SD2-Ex1 … ソレノイドバルブ用
  • KFD2-UT2-Ex1 … 温度センサ(TC, RTD)用アナログ変換器
  • KFU8-UFC-Ex1.D … パルス・アナログ変換器
  • KFD2-VR4-Ex1.26 … 振動センサ用

ほか多数