新川電機株式会社

島本 治

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今回は生データのグラフ表示による見える化を一歩進めて、各機器や設備のエネルギー使用特性を定式化する事による見える化機能についてご紹介します。

1.6種類の回帰分析機能

表1の様にEMASデータベース検索結果などのデータを与えると6種類の回帰分析結果が同一画面に表示されるので、それらを比較して目的に応じたものを採用します。図1の一次/二次/三次回帰以外に対数/累乗/指数回帰の結果が表示されます。

表1.入力表と図1.分析結果

2.区間設定回帰分析機能

ひとつの回帰式ではフィッティングが充分でない場合、表2の様に区間設定を行い複数の回帰式で表現する事も可能です。

表2. 区間設定表
図2. 区間設定回帰分析例

3.設備特性シート作成機能

分析結果を図3の形式の設備特性シートとして保管可能です。これによりある設備負荷における電力使用量などの推算を行う事も可能ですし、他の処理と連携させて予算を含めた各種計画計算を精度よく実行できます。また、次回ご紹介する設備の最適運転にも用いる事が可能です。

図3. 設備特性シート

4.重回帰分析

図4の例の様に複数の製品を製造している場合の各製品の製造量と使用電力量の関係式を求めるなどの場合、即ち独立変数が複数ある場合には重回帰分析による必要があります。図4の上の表の形式でEMASデータベースを検索したデータなどを与えると、下部にある様な結果が表示されます。この結果を用いて製造計画から所要電力使用量の算出を行うなど各種計画計算に用いる事が可能になります。

図4. 重回帰分析例

今回ご紹介した様な機能を用いて、各機器・設備のエネルギー使用特性を定式化する事が真の見える化という事ができます。次回は精度の良い定式化が出来た場合に可能となる省エネやコストダウンのための最適化計算を行うモジュールのご紹介を行います。