新川電機株式会社

藤嶋 正彦

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今回、シンガポールと韓国でのお話しをお届けして「海外よもやま話」は最終回となります。

グリーンスネーク

シンガポールのジョホール要塞跡の公園を見学しているときに部屋があったので入ろうとしたら、なんと百歩蛇といわれるグリーンスネークが部屋の真ん中の机の上に長々と(大きくはなかったですが)横たわっているではありませんか。驚いて一瞬逃げようとしましたが、それよりもその美しさに感心し見とれてしまいました。動物園や写真でグリーンスネークは見たことはありました。しかし、そんなにきれいと思った記憶はありません。だけど野生のグリーンスネークは光輝いていて、それはきれいな蛇でした。頭は三角で猛毒を持っていることは見た目にも分かりましたが、猛毒を持っていることも忘れさすほどすばらしい蛇でした

やはり動物は野生であって初めて光り輝くものです。
ただその公園を出た後にグリーンスネークがいたことを公園の管理人に言い忘れていたのを思い出し、他の観光客に危害が及ばないように少し心配しましたが

松茸

韓国に滞在しているときに、カニを食べに行こうと、浦項から北に車を走らせている途中、お腹がすいたので田舎の小さな食堂に入りラーメンもどきを頼みました。そして、ラーメンもどきが出てきたので食べようとしたら、上にどんと松茸がのっているではありませんか。自分の目が信じられなくて、一緒に行った同僚に

“ これ松茸じゃない? ” と聞くと “ 間違いなく松茸だ ” との答え。値段もごく普通でしたのでものすごく得した気分になりました。もっとも、今では無理でしょうが。

キムチ

韓国のキムチは有名ですが、ポスコの計装班長のキムチは絶品でした。ある日、昼食をとっている時、班長が “ 食べて見ます ” と弁当のキムチを進めてくれました。そこで “ いただきます ” と言って一口食べたら、最初 “ 辛い! ” しかしその後からじわっと出てきた深みのある味はそれまでに食べたどのキムチよりもおいしく、頭の髪の間から汗が吹き出るのも忘れて思わず全部食べてしまい、気がついたら班長の昼食がなくなっていました。

しまったと思ったのですが時すでに遅く、 “ ごめんなさい ” とあやまるしかありませんでした。しかし、班長は “ 問題ない、おふくろの作ったキムチをほめてもらってうれしいです ” と言ってくれ、帰りにはお土産に差し上げますとまで言ってくれました。

その後、いろいろなキムチを食べていますが、班長のキムチの味を知った私には何か物足らなくなってしまっています。あまりに良いものにめぐり合えるとどうしても比較してしまいます。これって贅沢な悩み?

防空訓練

同じく韓国のことですが、浦項から釜山に高速バスで帰っているときに防空訓練があり、高速バスが高速道路(?)に急に停車しました。そして乗員と乗客はバスから降りだし、運転手は他の自動車を停車させて乗客と一緒に皆に傍の畑にうつぶせになるよう促していました。自分は何をして良いか分からず、車掌さんに “ 自分はどうすればよい? ” と聞くとそのまま乗っておいて良いとの回答だったのでこれ幸いに見学していましたが、韓国は大変だなと思いました。

もっとも運転手他の男性は畑にうつぶせになりましたが、女性の車掌は花を摘んで楽しんでいたのはお笑いでしたが!

検問

韓国のエンジニアの自宅に招待され、夜の一時ごろまで飲んで食べて楽しい時間を過ごしました。さすがに遅くなったのでタクシーを呼んでもらい帰ろうとするとエンジニアが急にポスコの制服に着替え “ 送っていく ” といわれました。 “ いや大丈夫です。タクシーで帰れば問題ありません ”とことわったところ “ いや送っていく ” と強く言われたのでお言葉に甘えて送ってもらいました。そのホテルへの帰り道、夜遅かったので軍の検問にひかかってしまいました。韓国のエンジニアが説明してくれ、少し時間がかかっただけで通ることができましたが、エンジニアが説明している間、一人の軍人は引き金に手を入れて私に自動小銃を向けていました。私が北朝鮮に関係する人間ではないかとの尋問だったとのこと。そして、エンジニアは尋問がありえると思って送ってくれたようです。

中国人に間違えられたり、北朝鮮関係者に間違えられたり、ソウルの町を歩いていたときにはおばあちゃんに道を聞かれたり、日本人の顔をしていると思っているのは自分だけの思い過ごしのようです。

タクシー

今回も韓国でのタクシーの話ですが、夜、食事したあとタクシーに乗って帰る途中、同じ方向に行く他の乗客をよく同乗させます。同乗した韓国の人も当たり前の顔をして乗ってきます。そして、自分の乗った距離に応じた金を払って降りていきます。たしかに合理的で経済的でもあり、飲んで帰るときにタクシーがつかまらなくて苦労した経験がある自分にとっても良いことだと思いますが、日本人の私にとってはどうにもなじめないことでした。メーターどおりの料金を要求される私には、単に運転手がダブルで儲けているとしか思えませんでした。しかもなぜかいつも私が最後になるルートでした。

2,3回そのようなことがあったので、冷たいようですが同乗させないよう運転手に注文をつけましたが、韓国語がなかなか通じず無駄な抵抗が多かったですが!