光ファイバを温度センサとして 50km もの長い距離の温度分布を 1m 間隔で高分解能に測定できる光ファイバ温度センサです。
タンクなど大型の生産設備における液体・ガス漏れの検知や、長距離電力線の異常発熱の検知など、長距離・広範囲に渡る温度分布の監視でプラントや社会インフラの保全に貢献します。

プラントでの " HSE + 保全 " 温度監視を支える強力なソリューション
光ファイバ温度センサ

ソリューションの特徴

  • DTSXは、光ファイバを活用し、防爆、耐誘導性に優れ、ポイントセンサにない、「ブランクエリアのない確実な温度監視」を実現します。
  • 漏れや異常による温度変化を素早く検知し、発生場所が特定でき、迅速な初動が可能です。

主なアプリケーション

  • パイプライン、タンクの漏れ検知
  • 石炭・パルプコンベア等の火災検知
  • トンネル・洞道内部の火災検知
  • 電力線・信号ケーブルラックの火災検知
  • 炉の外壁温度分布監視による劣化診断

システム構成例

光ファイバ温度センサ DTS3000

DTSX3000 光ファイバ温度センサ

耐環境性能に優れ、長距離・広範囲なオイル、ガスの生産工程、パイプライン、LNG ガスラインの温度監視など過酷な環境での DTS (Distributed Temperature Sensor)ソリューションを提供します。

基本コンセプト

  • 生産制御システムとの高い親和性
  • 広い使用温度範囲:-40~+65℃
  • 小型・軽量:従来機比 約1/4の体積
  • 低消費電力:16W

光スイッチモジュール

光スイッチとして、3種類揃えています。モジュールタイプを採用していますので、用途に合わせて適切な選択ができます。

  • DTOS2L: 2チャネル光スイッチモジュール
  • DTOS4L: 4チャネル光スイッチモジュール
  • DTOS16L: 16チャネル光スイッチモジュール

アプリケーションソフトウエア

DTSX3000では、多チャネルの多点温度測定データを処理する必要があります。

DTAP3000は、DTSX3000の設定や測定データの表示を簡単に実行するための専用アプリケーションソフトウェアです。 DTSX3000本体、光スイッチの設定、制御、測定結果の表示、温度変化の解析、アラーム設定、表示など多彩な機能を有しており、お客様の温度監視に有用な情報を提供いたします。

光ファイバセンサケーブルの例