オイル内の水分をオンラインで正確に計測し、オイルの状態をリアルタイムに表示することができます。
この変換器は、厳しい作業環境と動作条件における水分を常時モニタリングでき、タイムリーな監視と適切なタイミングでのメンテナンスを可能にします。
オイル内水分測定で15年の確かな実績があり、耐薬品性に優れたセンサは、広範な測定範囲にわたり正確で信頼性の高い測定を実現します。

オイル内水分変換器

概要

ハンディタイプオイル内水分計

ヴァイサラHUMICAP® MMT330シリーズオイル内水分変換器で、オイルの水分を素早く正確に検出することができます。MMT330シリーズは水分測定をオンラインで行うことができるほか、制御機器として利用することができ、分離器やオイルドライヤーなどの運転最適化を実現します。

オイル内水分をモニタリングして適切な管理を行うことで、オイルの効率的な使用と環境保護の両面に貢献することができます。MMT330シリーズを使用すれば、低コストで簡単にオイル内水分の変動のモニタリングが可能です。

特長

  • オイルの水分をオンラインで連続計測
  • ボールバルブを介して着脱可能̶:
    工程のシャットダウンやオイルの排出は不要
  • オイル内水分測定で15年の実績を誇るヴァイサラHUMICAP®センサ
  • 現場での容易な比較チェックとメンテナンス̶:
    ヴァイサラHUMICAP® MM70ハンディタイプオイル内水分計と互換性あり
  • NISTトレーサブル
    (英文校正証明書付)
  • アナログ出力、RS-232/485、無線LAN/LAN
  • Modbusプロトコル対応
    (RTU/TCP)
  • MAN Diesel & Turbo社の2サイクルディーゼルエンジン潤滑油システムへのMMT330シリーズ取り付けに関する認可を取得

技術解説

水は、産業用オイルにとっては一般的な汚染物質です。潤滑、冷却、絶縁などのいずれの用途でオイルを使用する場合でも、水分の混入はオイルの性能を損ないます。水分含有量が高いと、腐食、過熱、機械の故障などの発生リスクが高まり、故障による修理費用や予定外の作業の中断や、稼働停止につながります。オイルの水分のモニタリングは、産業機械・機器の信頼性向上のための簡単な方法です。そして長期的には、メンテナンス費用の大幅な節約が可能になります。(技術解説冒頭文)

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