青山システムコンサルティング株式会社 顧問

岡田 圭一

1983年 明治学院大学 法学部 法律学科 卒
...もっと見る
1983年 明治学院大学 法学部 法律学科 卒
1983年 日本通信工業株式会社(現 NEC プラットフォームズ株式会社)
1988年 キヤノン販売株式会社(現 キヤノンマーケティングジャパン株式会社)
1998年 日本ゲートウェイ株式会社
2000年 アジアパシフィックシステム総研株式会社(現 キヤノン電子テクノロジー株式会社)取締役
2003年 OKADA Business Engagement Consulting 代表
http://okadabec.blogspot.com/

セールス&マーケティングコンサルタント、ビジネスエンゲージメントコンサルタントとして中堅中小 IT 系企業の顧問、相談役、アドバイザー、監査役、社外取締役等々累計 27 社
現在に至る

東京都世田谷区出身 / 三鷹市在住

趣味 写真、写経、読経
Facebookフォトアルバム https://www.facebook.com/okadakeiichiface/photos_all
富嶽三十六”圭” http://img.gg/RPwNACA
二十四節気七十二”圭” http://img.gg/HvNKVuJ

オウンドメディア というキーワードは一般的には企業マーケティングで利用される言葉ですが自分自身の保有するコンテンツ(メルマガ、ブログ、SNS)も立派なオウンドメディアではないかと私は捉えてます。プライベートの見地からもオウンドメディア視点を意識しておいた方がネット時代には善いのではなかろうかと感じてます。

読者の皆さんも身に覚えが有るのではないでしょうか?

例えば、開設したまま数年に渡り放置・更新されてないブログとか、用途も価値も見いだせないまま登録しただけの Facebook ページや Twitter アカウント等々。今の時代、初めてお目にかかる前に氏名をネットで検索することは当たり前のように行なわれてます。そして検索結果で上位に出てきてしまうのが否が応でも SNS の自分のページです。そこで現れるページが “ネット上の残骸” のようでは信用やブランドに影響を及ぼすことはやはり意識しなくてはいけない時代ではないでしょうか。

自らの信用を挙げるも下げるも自ら次第といった視点でパーソナル・オウンドメディアを振り返ってみる機会に捉えてみても善いのではないでしょか?

エンディングノート

エンディングノート をいうキーワードを初めて耳にしたのは金融 IT 関係 OB が集まる勉強会でのことでした。やはり金融関係の方々故に先への心構え、備えにしっかりと取り組まれている方も多く私も大変勉強になりました。
ネットで “エンディングノート” と検索しますと主に財産、保険、葬儀、医療関係に関する覚書、書式が既に沢山掲載されています。インターネットの普及が始まって 20 年ですから、初期ユーザーを対象にしたネット上のサービスもヤフーから提供が始まっているようです。

今、ここで触れたいと思いますのが前述の “オウンドメディア” の視点からネット上の各種サービスについて先々どう心掛けてゆくべきかについて触れてみたいと思います。
その前に、日頃私が行っていることの一つに半年ないし 1 年に一度使わなくなったサービスをこまめに停止・廃止手続きを行っています。習慣的に行ってきて気付いたのが意外と早い時期に利用開始したサービスに限って ID や PW が他のサービスと一緒とか、すぐに類推できてしまう、といった傾向が見て取れます。ご承知の通りこれはとても危険です。ネットバンキングなどは早くから利用されている方も多いと察せられます。一般のショッピングサイトの ID、PW や SNS 等の ID、PW が金融機関や証券会社のサービスと一緒ではまさに冷や汗です。
今の時代、“ネットサービスの断捨離” もリスク回避の一手であることに気が付いて頂ければ幸いです。上述の金融 IT 関係 OB の方々からも評価頂いた私の習慣でした。
断捨離後も使い続けるサービスについては、金融系とその他一般とで分類し、URL・ID・PW・お客様コード等々の情報を Excel 一覧にし、USB に格納したものを家族にいざと言う時に手渡せるよう準備しています。サービスごとに廃止手続きページの URL も付け添えられればよりベターではないかと思います。
ネットで手に入る “エンディングノート書式” ではまだそのあたりまで網羅されて無いものが多いと思いますので参考になれば幸いです。

オウンドメディア終活 をどう考えるべきか。

メルマガ自体は個人として配信してますので私自身が作業をしなければそのまま配信停止になります。然るべき時期になれば早めに早めに配信停止連絡、ご厚誼ご厚情への御礼を配信し、同時に個人情報保護の観点から公私ともに混在する知己の方々のメールアドレスを全て消去する旨を明記し実行することで終息という形になる事でしょう。
ただ、自らの力でそれ行えない状況に至ってしまった場合についてはどうすべきか? 実はまだ私も備えが出来て無いというのが正直なところです。この点についてはこれからしっかりと考えなくてはと改めて気付かされました。
知己にラストメルマガの配信を頼むという事はメールアドレスを他の方へ “漏洩” したと取られかねないリスクが存在します。漏洩と受け取られずともやはり受信者の方には突然知らない方からメールが届けば不安を感じさせかねません。
万一の時にだけワンショットで私に替わりラストメッセージを配信してくれ、更に登録した配信先アドレスは配信後抹消を保障してくれるといった新たなネットサービス等が出てくると… と期待するところでもあります。
SNS についてはまさに個人で登録したサービスですから企業にお勤めの方もまさか会社の部下後輩に業務の一環として後始末をお願いするわけにはいかないと思います。
早め早めにその利用価値が薄くなった時点で断捨離=解約手続きをし、最後まで残りそうなものだけ事前に家族に ID、PW を伝え登録を抹消してもらうようにすべきかと現時点では考えてます。
一番の懸念であるメルマガとブログについてもこの方法でと、とりあえず現時点では結論付けてます。子供もそれなりに SNS 等は使いこなしている時代です。やはり老いては子に従え… といずれ頼むことを考えますとやはり今の内からだらしない記事などは控えておいた方が無難ではないでしょうか。丁度今月は娘の誕生日が控えてます。少しばかり誕生日祝いを奮発しご機嫌取りつつ改めて相談などしてみようかと。笑

『SHINKAWA Times』とのご縁

『SHINKAWA Times』とのご縁 で、今回このような形で自身のメルマガ 16 年を “棚卸し” する機会に恵まれました。

技術者に比べ私が長年歩いてきた営業と言う職種では経歴書、スキルシート等の記載がしにくいものです。過去の実績は過去の実績で時代が変われば同じビジネスモデルは通用しませんので書く価値に不安を覚えます。また実績の風呂敷を広げ過ぎれば返って怪しく聞こえてしまいます。そのような背景からいわば必要に迫られ始めたメルマガでしたが改めて振り返ってみれば多くの気付きに結びついてました。
時代はさらに高齢化。企業労働人口は低年齢化にシフトしませんと高齢社員の人件費が重荷になりかねない時代です。間もなく人生の大きなターニングポイントを迎えるであろう私と同年代の方々へ “信用度の経年劣化防止” 、 “善きご縁の延命” のための一つの気付きにつながって頂ければ嬉しく思います。
善き機会を有難うございました。