デジタルオシロスコープの使い勝手と多チャンネルデータ収集するデータレコーダを融合したモジュール方式の統合型計測器です。

DL350 は、耐振動性規格 JIS D1601 準拠の小型軽量ボディにスコープコーダシリーズと共通の 18 種類のプラグインモジュールから 2 つを搭載可能で、電圧、電流、加速度、ひずみ、温度、周波数、ロジックから CAN/LIN/SENT の車載バスのモニターまでの複合計測を一台で行うことができます。 AC/DC 電源に加え、3 時間のバッテリー駆動の 3WAY 電源により、車載計測からフィールドメンテナンスまで幅広用できます。

DL350 スコープコーダ

特徴

コンパクトボディーに高速絶縁 8ch バッテリ内蔵で手軽に持ち出せる

  • A4 サイズで 3.9kg の小型軽量ボディー
  • 最大 8 チャネルの 1MS/s 絶縁入力
  • AC・DC・バッテリ電源駆動対応(別売)
※バッテリの充電には AC アダプタが必要です

優れた耐ノイズ性、耐振動性、信頼性 幅広い信号記録を 1 台でサポート

  • 優れた耐ノイズ性能 厳しい環境下でも確実なデータ記録
  • 車載計測に配慮し JIS 振動試験規格に準拠
  • 上位モデルとの共有が可能
  • 記録する信号に合わせ、18 種類のプラグインモジュールを用意

大容量メモリーと SD カード直接保存 で高速サンプリング長時間記録

  • 1 スロットあたり 100M ポイントの大容量メモリーを内蔵
  • SD カードへ 1 スロットあたり最大 5G ポイント、最長 50 日間のリアルタイム記録が可能

“現場ですぐに使える” 使いやすさ

  • 8.4 型タッチパネルで直感的な操作が可能
  • 測定信号に合わせて選択できる 2 つの操作モード
  • 専用のアシスタントソフトウェアが設定操作をサポート、 さらに計測データをその場でバックアップ


DL350 スコープコーダご紹介ビデオ(約1分41秒)

アプリケーション事例

DL350 スコープコーダはその機動性と拡張性により、様々な場所での測定に対応します。

測定モジュールの多彩なバリエーションと優れた絶縁性能、豊富な測定・解析機能により、幅広い測定ニーズをカバーします。

  • 電気自動車の実車試験におけるインバーター評価
  • 工場やプラントの電源モニター
  • 産業ロボットのメンテナンス
  • 製鉄圧延工程のメンテナンス
  • 太陽電池パネルの PV インバータ試験

アプリケーション事例詳細のメーカサイトはこちら

〜スコープコーダシリーズ紹介〜 製品開発からメンテナンスまで共通モジュールで実現する高いデータ再現性

製品の開発現場では、評価の規模や目的に応じて大小様々な測定器が使われます。

これらの測定器はそれぞれ、精度や特性、ノイズ耐性といった性能設計が異なるため、機器同士の測定データの再現性が保たれないことがあります。

DL350 スコープコーダのプラグインモジュールは、同じシリーズ製品の上位機種である DL850E、DL850EV と共通仕様になっており、測定器の違いによるデータの相違を共通モジュールを使用することで防ぐことができます。

開発段階での測定クオリティを、そのまま完成品評価、メンテナンス現場でご利用いただけます。

※⼀部モジュールを除く