株式会社 ODR Room Network 代表取締役

万代 栄一郎

1981年 立教大学経済学部 経営学科卒業
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1981年 立教大学経済学部 経営学科卒業
事務計算センター(現日本システムウエア株式会社)入社
イスラエル製品マーケティング担当 副本部長

2004年 株式会社リンクマネージ取締役 経営管理担当

2008年 日本システムウエア株式会社(NSW) 非常勤顧問

2008年 株式会社 ODR Room Network 代表取締役

システムエンジニアとして各種システム設計・開発・運用に従事、
早稲田大学 情報化プロジェクト、杏林大学 総合情報センター技術顧問、
独立後 ODR 専門家として外資系日本法人の IT コンサルティング、弁護士事務所等の IT サポート、総務省のODRプロジェクト、経済産業省 ERIA プロジェクト、経済産業省の国境を越える電子商取引の環境整備プロジェクト、消費者庁越境消費者センター事務局

群馬県出身 / 横浜市在住

ずーーーーーと昔。まだ週休二日制が主流でなかったころ、土曜日の出勤は 15 時までだったので、仕事を終えて先輩と渋谷の駅までの裏道で、日本酒の酒屋の立ち飲みによったことがあった。店内は薄暗く、周囲には酒樽。

そしてカウンターには昼間なのに人垣。みんなコップ 1 杯だけ冷や酒を注文して、殆どの人が一気飲み。大抵はその 1 杯で店を出て行く。所謂立ち飲み屋。長居をするお客がいなくて、居酒屋が開くまで待つこともなく、早めに帰宅していたものだ。

1.立ち飲みと立ち食いと

時を経て、「立ち飲みと立ち食い」はお洒落になった。街には、スタンディング中心のバーやレストランが溢れている。スペイン風のバルは、オードブルのような小さなツマミを注文しながらワインなどを立ち飲みして、今風にいえば「サクっと」吞み終える。店を出るのは早いので、ついついハシゴになるが、それでも、じっくり腰を据えるよりも早めに帰宅できるので最近はそのほうが体に優しいようにも思えている。

 

そして、

2.ついにミーティングも立って行なう流れが。

会議を効率化するためには、歩け!「散歩ミーティング」が静かなブーム

(出典:cnn.co.jp より https://www.cnn.co.jp/business/35030256.html)

「米カリフォルニア州の経営コンサルタント、スティーブ・トバック氏は、何年も前の、とても細かい上司との 1 対 1 の苦痛に満ちたミーティングを思い出すことがある。しかし、ある日、ミーティングの代わりに散歩に行こうと誘われてからは、彼との、仕事上および個人的な関係は変化した。 」

 

思えば、これまたその昔(今もかもしれない)、勤務時間中に、「健康体操」「安全体操」などと呼ばれる時間が設けられていたことがあった。特に工場のような職場では、15 時くらいになると、音楽が流れて全員が立ち上がって、ストレッチ体操をしたのをご記憶の方々も多いのではないだろうか。

 

最近のフィットネスの専門家による研究では、

「単に立ち上がるだけで、オフィスで働く人の思考力が向上することを示している。」

とも示されており、「故スティーブ・ジョブズ氏、マーク・ザッカーバーグ氏、ジャック・ドーシー氏も散歩ミーティングの支持者として知られている。」そうな。

 

ということで。。。

3.早速実践「散歩ミーティング」。

当社では、経営会議を、鎌倉散歩と寺社巡りをしながら行なった。 確かに、議論は自由になり、横道にそれながらも、飛躍しながらも具体策や構想が自由気ままに話し合われ、森林のよい空気を思い切り吸いながら、心拍数の高まりも心地よく、机の前で責任転嫁気味に行なわれる会議よりも、随分充実したことは確かだ。

 

但し、メモやレコーダーを持っていくことをお勧めする。

 

なぜなら、何かスバラしいひらめきがあった “ような気がする” のだが、忘れてしまった “ような気がする” のだ。