2015/10/06 業界コラム 園井 健二 日常生活での酸化還元反応観察 ~ 焙煎した種子を摂取する健康法(3) No.8 公益社団法人 日本伝熱学会 会員 園井 健二 当社 技術顧問...もっと見る 当社 技術顧問 実りの秋です。夏の太陽をいっぱい受けて育った被子植物は、子孫を増やすため種子を実らせ、次の季節への備えをします。 本コラム 3 月号では、加熱によって壊れる栄養分(酵素)の摂取について記載しましたが、加熱処理によって初めて消化・吸収が可能になる栄養分も、欠かさず摂りたいものです。 種子に含まれる栄養を摂る方法植物の種子は、鳥や動物に運んでもらうため、生で食べても、そのまま排泄されてしまいます。 栄養が摂れない理由 消化阻害成分を含んでいる 細胞膜の中にあるため吸収できない 精白することでも栄養が失われている 栄養を摂る方法 精白しない種子を洗って使用 種子は焙煎して消化阻害成分を失活させ、栄養分を強固な細胞膜から抽出 この時、ミネラルは還元されて、栄養分の効力も強くなります。 酵素は失活しますが、他の方法で補なう 以下、代表的な種子として、玄米、小麦、コーヒーを採り上げます。 玄米日本の穀物の代表は「米」ですが、栄養素は「胚芽」の部分に集中しています。 筆者もそうですが、精米した白米を主食とし、不足するビタミン類をサプリメントで補っている方が多いと思いますが、全て補える訳ではありませんし、栄養素は協同して働くことから、玄米で摂るのが一番です。 また、玄米は各種栄養素が豊富なだけではなく、「焙煎した玄米」は、がんに効くことが科学的に証明されています。 伊藤悦男 著による「がん患者は玄米を食べなさい」(現代書林)※1 では、著者たちが、1977年、世界で最初に、玄米からガン細胞の糖代謝を阻害し、ガン細胞のみアポトーシス(細胞死)に導く成分RBFを発見。また、同年免疫を活性化してガンを縮小させる作用を持つ成分RBAを発見し、解明した作用機序を、データ付きで詳しく説明しています。 Rice Brain=米ぬかから、RB を接頭詞に「RBA」「RBF」と命名。RBA は、免疫賦活効果。RBF は、がん細胞にアポトーシス(細胞死)を起こさせる効果。抗がん性成分 RBA、RBF は、がんに有効なだけでなく、正常細胞には全く無害です。 玄米ご飯の一般的な炊き方では、玄米が乾煎りされていませんので、抗がん成分RBA、RBFの溶出の可能性はありません。 伊藤名誉教授の「がんに効く 玄米ご飯の炊き方」に習って、筆者が実践した内容をご紹介します。 材料(3食分) 玄米 ・・・・ 2 カップ 白米 ・・・・ 0.5カップ 水 ・・・・ 0.7リットル (水素水を使用) ① ザルを入れたボールに玄米を入れ、水を注ぎ、ゴミを流します。 ② 玄米を、米研ぎしながら流水で洗った後、ザルを上げ水を切ります。 ③ ザルを入れたボールに白米を入れ、水を注ぎ、ゴミを流します。 ④ 白米を、米研ぎしながら流水で洗った後、ザルを上げ水を切ります。 ⑤ 玄米を、濡れたままフライパンに移し、強火で乾煎りします。 目安ですが、玄米の表面温度を120℃以上にします。 ⑥ 玄米を乾煎りできた直後、フライパンに水を加えます。 水約400CCは、米の量とフライパンの熱量で変わります。 注意 : 余熱で、水が沸騰状態になります。 ⑦ フライパン上のお湯と玄米を、そのまま炊飯器に移します。 ⑧ ここに、準備しておいた白米を加えます。 ⑨ さらに水を入れて、3合分の水量に調整します。 水温が35℃位になります。 ご飯の柔らかさを、この水量で調整します。 ⑩ ここで、スイッチ・オン。 水温が35℃位ですので、誤動作なく炊飯できます。 水温が高すぎる場合は、冷まして下さい。 ⑪ 炊飯器の白米モードで、標準の炊飯時間で炊き上がりました。 注) 玄米モードは、特に必要ありません。 この方法は手の込んだように見えますが、思い切って実行してみると、10分以内の乾煎りが加わるだけです。 一晩水に漬ける手間がなく、直ぐに短時間で炊けるので、大変便利でした。 一晩水に漬ける理由(筆者注) : 直ぐに炊くと、消化阻害成分(毒)が残ったまま炊き上がるため。 上記理由の説明は、下記文献に詳しく載っています。また、焙煎した玄米粉の効果に関する説明が豊富です。 玄米は穀物の王様 玄米の効用 それでも玄米粒食をすすめない理由 なんといっても消化がわるすぎる 日本人は玄米を主食にしていなかった! 玄米が日本に渡来した当初から、消化がわるいので白米にして食べていた。 玄米は炊き方によって天と地の差がある 種を不老不死にする「アブシジン酸」が酵素阻害剤となり、物質の変質を防ぐ。 「アブシジン酸」を消失させる方法 a.12 時間以上の浸水(玄米は20時間以上) b.発酵 c.ロースト(焙煎) (中略) 玄米菜食で体調をわるくする!? 【鶴見式玄米の炊き方】 出典:鶴見隆史 「食養生で病気を防ぐ」※3 小麦焙煎した小麦胚芽も、焙煎した玄米同様に健康増進効果が見込めます。更に、玄米と併用すると、栄養素が補い合ってバランスが良くなり、効果的です。 小麦胚芽(ロースト)の栄養成分右写真の食用小麦胚芽(ロースト)は、製造元が小麦胚芽分離法の特許を得て以来、研究を重ねているという製品で、天然の甘みを多量に含んでいます。 栄養成分 (100g当たり) 熱量 412kcal たんぱく質 34.0g 脂質 32.8g 食物繊維 8.9g ナトリウム 0mg カルシウム 40.9mg 鉄 8.71mg リン 1.09g カリウム 1.08g ビタミンB1 2.36mg ビタミンB2 0.72mg ビタミンB6 1.17mg ビタミンE (αトコフェロール) 22mg βトコフェロール 9.9mg ナイアシン 3.33mg パントテン酸 1.26mg 葉酸 300μg ビオチン 20.5μg 灰分 4.9g オクタコサノール 0.2mg 焙煎されて、糖質は灰分になっていますが、たんぱく質、脂質とビタミン・ミネラル類は多量に含まれています。 焙煎で、ミネラルは還元されてますから、サプリメントに比較し、食べたときに感じる効き方が違います。 製造元の〔召し上り方〕説明では、「お茶、コーヒー、牛乳等を飲みながら胚芽をそのまま召し上がれます。又、胚芽に黒砂糖、ゴマ等を加えてお好みの味付けで召し上がれます。」との記載がありました。 筆者の「小麦胚芽を美味しく食べる方法」のご紹介小麦胚芽にビタミン E が含まれています。ビタミン E は油溶性ですから、油との組み合わせて摂取するのが最適な方法です。 一緒に摂る油の種類としては、不足しがちなオメガ3の多い油がお勧めです。 (オメガ3: えごま油、アマニ油に多く含まれる不飽和脂肪酸) 右写真は、小麦胚芽に、えごま油を加えた例です。 酸化され易い えごま油ですが、還元塩を加えておくと、酸化防止になります。 また、小麦胚芽はフライパンで軽く炒めておくと、サクサク感が出ます。 小麦胚芽のみを食べると、パサパサして、食べ難いのですが 焙煎された小麦胚芽を、えごま油で捏ねると、香ばしい味が引き立ち、 美味しいクッキーの感じになります。 混合比 小麦胚芽 大さじ1杯 20g えごま油 小さじ2杯 10g よくかき混ぜて、しっとりした感じにする。 ココナッツオイルとの組み合わせも可能です。低温では固まりますので、加熱すると良いでしょう。ココナッツオイルは加熱しても酸化しません。 コーヒー豆コーヒー豆も種子で、さらに焙煎していますから、健康に良い成分(抗がん性成分)も抽出されている可能性が高いと思います。 コーヒーに関しては、日本を含め世界的にさまざまな研究が行われていますので、実際に健康効果があるのか否かを世界中から調査した下記文献をご紹介します。 安中千絵 著「1日3杯のコーヒーが人を健康にする!」(PHP研究所)※4 によると、コーヒーをたくさん飲む人ほど、肝臓がん発症率が低いなど、多数の事例の要約が中立的な立場から網羅的に記載されていますから、大変有用な本です。 本書は、〈 コーヒーはダイエットに効く 〉〈 コーヒーは健康に良い 〉というテーマに沿って書いていますが、中立に情報をお伝えするために、実は、裏テーマとして〈 コーヒーはダイエットに効かない 〉 〈 コーヒーはからだに悪い 〉 という仮説も立て、両面から検討しました。 なるべくコーヒーに関してネガティブな情報を探す努力もしたのですが、結局のところ、コーヒーの健康効果は、圧倒的に〈 良い 〉が優勢だったことに、私自身、改めて驚かされました。 コーヒーは、適量――1日に3杯くらい――を飲む分には、リスクより、効果が上回る健康的な飲み物です。 ペーパーフィルター使用の勧め ◇淹れ方 コーヒーにはジテルペン類という血中のコレストロール値や中性脂肪を上昇させる物質が入っています。これは健康には好ましくない成分なのですが、ペーパーフィルターを使ってコーヒーを淹れることで、ほとんど除去することができます。 出典:安中千絵「1日3杯のコーヒーが人を健康にする!」※4 筆者の「コーヒーを美味しく淹れる方法」のご紹介コーヒーは良く飲みますが、コーヒー通というほど、道具には拘りません。 酸化したコーヒーは、不味いことが分かりますし健康にも悪いので飲みません。 還元力のあるコーヒーが、美味しいコーヒーの条件です。 30 年程前のことですが、新潟県の胎内川ほとりのホテルで飲んだコーヒーが 生涯で、断トツで美味しかったという記憶が残っています。一般の珈琲店用の豆でしょうから、「水の違い」だと感じました。 緑豊かな山の湧水で淹れるコーヒーは美味しいものです。 【筆者のコーヒーの淹れ方】コーヒーカップ 1 杯分ずつ作ります。 コーヒーカップは、溢れさせないため、量の見えるガラス製が便利です。 ネルフィルターの形に合ったものを選びます。ぴったりする方が良い。 水は、水素水を使います。水素水で淹れると、同じコーヒー豆でも、柔らかな味覚になります。 沸騰させると水素が抜けてしまいますから、70℃ 前後まで温めます。 コーヒーカップとネルフィルターに、お湯を注いでから捨てます。 ネルフィルターの中に、円錐形のペーパーフィルターを入れます。 挽いたコーヒー豆を入れます。 お湯を注ぎ、1 分ほど浸したままで、コーヒーを抽出します。 抽出時間はお好みで調整します。 ネルフィルターを引き上げて完成です。 雑味がなく透明でスッキリした味になります。 【引用文献および参考文献】伊藤 悦男「がん患者は玄米を食べなさい 」(現代書林 2009年3月)、p62-65,p110-113 — 著者紹介 — 琉球大学名誉教授医学博士 60年、鳥取大学医学部卒業 72年琉球大学教授に就任 長年、がん細胞に対する食物の作用機序について研究。 退官後は介護老人保健施設「おおざと信和苑」で施設長。 地域医療に貢献。 伊藤 悦男/知念 美智子「カンタン薬膳みその作り方 」(現代書林 2005年6月) 知念 美智子 — 著者紹介 — 食育研究家 75年長女が喘息をもって生まれてきたことで「食育」に取り組む。 81年から手作り味噌を作り始め、試行錯誤の末、「麹立て」を失敗せずにできる方法を考案。 03 年 伊藤博士との出会いにより、自身が考案した手作り味噌に抗がん効果があることを知り、もっと世のお母さんたちに広く知ってもらおうと一念発起、伊藤博士とともに本書の出版を決意する。 今までに開催した薬膳みその講習会に参加したお母さんは約7万人。現在も週に4回以上の講習会を行い普及に努めている。 08年 文部科学大臣表彰 創意工夫功労者賞 受賞 09年 「味噌とその製造方法」で特許を取得。 鶴見 隆史「食養生で病気を防ぐ 」(評言社 2013年9月)、p25-49 — 著者紹介 — 鶴見クリニック院長 NPO法人鶴見酵素栄養学協会理事長 金沢医科大学医学部卒 浜松医科大学にて研修勤務 東洋医学、鍼灸、筋診断法、食養生などを研究 西洋医学と東洋医学を融合させた医療を実践 米ヒューストンでディッキー・ヒューラ博士などから酵素栄養学を学ぶ。 食養生や酵素栄養学に関する著書多数。 安中千絵 「1 日 3 杯のコーヒーが人を健康にする!」(PHP研究所 2014年6月)、p32,p187 — 著者紹介— 学習院大学法学部卒業。女子栄養大学栄養学部卒業。 東京都立大学大学院修士課程修了。都市科学修士。管理栄養士。 JSA認定ワインアドバイサー。 株式会社タニタなどを経て独立。 現在、企業の食・健康事業のコンサルティングや、メディアの栄養情報の監修・情報提供、執筆、講演等を中心に活動中。 コーヒーの消費量世界トップクラスのスウェーデンに住んでから、コーヒーファンになり、1日3杯のコーヒーを欠かさず飲んでいる。 著書に、『やせたい人は今夜もビールを飲みなさい』(PHP研究所)がある。 この記事に関するお問い合わせはこちら 問い合わせする 公益社団法人 日本伝熱学会 会員 園井 健二さんのその他の記事 2017/01/11 業界コラム 安全対策 ~ 「うっかり」と「うとうと」によるミスを防ぐ方法 No.16 2016/12/06 業界コラム 日常生活での健康法 ~ 環境や視点を変えて心を整える習慣 No.15 2016/09/06 業界コラム 日常生活での健康法 ~ 睡眠時間と体内時計を乱さない生活習慣 No.14 2016/08/02 業界コラム 日常生活での健康法 ~ 頭脳を休める生活習慣 No.13 2016/07/05 業界コラム 日常生活での健康法 ~ 発酵食品を摂取する生活習慣 No.12 2016/06/07 業界コラム 日常生活での健康法 ~ 腸内フローラを育てる生活習慣 No.11 2015/12/08 業界コラム 日常生活での酸化還元反応観察 ~ 良い油脂をバランスよく摂取する健康法(5)No.10 2015/11/03 業界コラム 日常生活での酸化還元反応観察 ~ 良い油脂をバランスよく摂取する健康法(4) No.9 2015/10/06 業界コラム 日常生活での酸化還元反応観察 ~ 焙煎した種子を摂取する健康法(3) No.8 2015/09/08 業界コラム 日常生活での酸化還元反応体験 ~ 抗酸化物質による健康法(2) No.7 2015/08/04 業界コラム 日常生活での酸化還元反応観察 ~ 抗酸化物質による健康法(1) No.6 2015/07/07 業界コラム 日常生活での血糖値測定 ~ 食後高血糖を抑える健康法 No.5 2015/06/09 業界コラム 日常生活での温度測定(2)~ 発酵食品による健康法 No.4 2015/05/13 業界コラム 日常生活での塩分測定(2) ~ 「適切なミネラルバランスによる健康法」 No.3 2015/04/07 業界コラム 日常生活での塩分測定(1) ~ 塩分濃度測定による健康法 No.2 2015/03/10 業界コラム 日常生活での温度測定(1) ~ 酵素を生かす加熱法 No.1 2011/12/06 業界コラム 人に優しい設備、 パソコンの体に優しい使い方と疲労回復法 No.3 2011/10/04 業界コラム 人に優しい設備、 パソコンの体に優しい使い方と疲労回復法 No.2 2011/08/02 業界コラム 人に優しい設備、 パソコンの体に優しい使い方と疲労回復法 No.1 足立 正二安藤 真安藤 繁青木 徹藤嶋 正彦古川 怜後藤 一宏濱﨑 利彦早川 美由紀堀田 智哉生田 幸士大西 公平䕃山 晶久神吉 博金子 成彦川﨑 和寛北原 美麗小林 正生久保田 信熊谷 卓牧 昌次郎万代 栄一郎増本 健松下 修己松浦 謙一郎光藤 昭男水野 勉森本 吉春長井 昭二中村 昌允西田 麻美西村 昌浩小畑 きいち小川 貴弘岡田 圭一岡本 浩和大西 徹弥大佐古 伊知郎斉藤 好晴坂井 孝博櫻井 栄男島本 治白井 泰史園井 健二宋 欣光Steven D. Glaser杉田 美保子田畑 和文タック 川本竹内 三保子瀧本 孝治田中 正人内海 政春上島 敬人山田 明山田 一米山 猛吉田 健司結城 宏信 2025年5月2025年4月2025年3月2025年2月2025年1月2024年12月2024年11月2024年10月2024年9月2024年8月2024年7月2024年6月2024年5月2024年4月2024年3月2024年2月2024年1月2023年12月2023年11月2023年10月2023年9月2023年8月2023年7月2023年6月2023年5月2023年4月2023年3月2023年2月2023年1月2022年12月2022年11月2022年10月2022年9月2022年8月2022年7月2022年6月2022年5月2022年4月2022年3月2022年2月2022年1月2021年12月2021年11月2021年10月2021年9月2021年8月2021年7月2021年6月2021年5月2021年4月2021年3月2021年2月2021年1月2020年12月2020年11月2020年10月2020年9月2020年8月2020年7月2020年6月2020年5月2020年4月2020年3月2020年2月2020年1月2019年12月2019年11月2019年10月2019年9月2019年8月2019年7月2019年6月2019年5月2019年4月2019年3月2019年2月2019年1月2018年12月2018年11月2018年10月2018年9月2018年8月2018年7月2018年6月2018年5月2018年4月2018年3月2018年2月2018年1月2017年12月2017年11月2017年10月2017年9月2017年8月2017年7月2017年6月2017年5月2017年4月2017年3月2017年2月2017年1月2016年12月2016年11月2016年10月2016年9月2016年8月2016年7月2016年6月2016年5月2016年4月2016年3月2016年2月2016年1月2015年12月2015年11月2015年10月2015年9月2015年8月2015年7月2015年6月2015年5月2015年4月2015年3月2015年2月2015年1月2014年12月2014年11月2014年10月2014年9月2014年8月2014年7月2014年6月2014年5月2014年4月2014年3月2014年2月2014年1月2013年12月2013年11月2013年10月2013年9月2013年8月2013年7月2013年6月2013年5月2013年4月2013年3月2013年2月2013年1月2012年12月2012年11月2012年10月2012年9月2012年8月2012年7月2012年6月2012年5月2012年4月2012年3月2012年2月2012年1月2011年12月2011年11月2011年10月2011年9月2011年8月2011年7月2011年6月2011年5月2011年4月2011年3月2011年2月2011年1月2010年12月2010年11月2010年10月2010年9月2010年8月2010年7月2010年6月2010年5月2010年4月2010年3月2010年2月2010年1月2009年12月